俺たち家族の物語__。

赤は蟻の行列に興味津々だった。

…こういう近くの物に気づくのって

大事なことなんだろうな、

一生懸命上がろうとしている赤。

勢い余って回ってしまいそうになる赤。

30分くらい公園で遊んだ。

赤の楽しそうな顔、、 久々に見たな…。

ぐぅぅぅ

ｶﾞｯ

自分の体なんてどうでもよかった。

俺は、

とにかく赤を守るために、

生まれてきたんだから______

痛みに耐えていると、

赤が話し出した。

その人は、

どことなく、優しい目をしてた。

だから、俺達はついていった。

ﾀﾞﾝｯ

…自由奔放な子だな、。

でも、楽しそうかも。

全部話した。

気づいたら20分たっていた。

自然と涙が溢れた。

俺は、

紫さんの膝にうずくまって泣いた。

久しぶりに子供のように泣いた。

紫さんは、黙って俺の背中を撫で続けた。

2人は、

仲良さげに2人で眠っていた。

あの子が…初対面の子と、？

嬉しくて泣きそうになった。

赤、楽しそう…。

赤のあんな顔…初めてみたかも。

公園で遊んだときも楽しそうだったけど、

なんか、、違う。 顔が違う…。

…何というか、、

幸せそう_______。

あぁ…

今まで暖かいご飯食べさせれなくてごめんね。

赤。

俺は赤が寝た後もずっと電話してた。

楽しかった。

ただ父さんに

最近の事を伝えられて、

話すことができて、

嬉しかったな…

『お掛けになった電話番号は 現在使われておりません。』

ある日突然。

電話が繋がらなくなった。

気づかなかった。

赤、実は寂しかったんだ。

無理に家出して、、

ったく、こんなんだから

いつまで経っても川は綺麗にならないんだよ。

目が悪くなったか、、

生ゴミの中に、髪の毛のようなものが見えた。

ｶﾞｻｺﾞｿｯ

俺は息を呑んだ。

なんで、、

間違いない。

コレは、、

父さんの死体だ。

赤、

1人にさせて、

ごめんね、

こんな兄で、こんな家庭で、

ごめんね、

美味しいもの食べさせてあげられなくて

ごめんね、、

生きて、

俺は、最後の力を振り絞って

赤を抱きしめた。

end 終わり方雑でごめんなさい