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好きです。続き楽しみにしてます!
俺の語彙力どっかいってる。
ひえ...............好きが溢れる、、、、、、
トウマンの隊長と副隊長が集まるこの場所
俺は何故かいつも呼ばれる
なんでなのか、万次郎に聞いたけど、梓だからの一点張り
よく分からないと思ってたら
俺は気付かぬうちに総長補佐として認識されてたらしい
んだよそれ
俺最近までその辺歩いてた六本木のカリスマの弟ですけど(?
まーんなことはどうでもいい
俺がずっと気掛かりなのは春樹が来てないこと
馬鹿だけどトウマンのことになると全力で取り組む春樹からは考えられない行動だ
けど何か聞いてはいけないような気がして聞かなかった
万次郎が覚悟を決めたかのような顔で口を開く
マイキー「……パーが、、捕まった…」
梓「………は?」
空いた口がふさがらない
なんで春樹が?
愛美主愛とやりあったのは知ってる
タケミッチと万次郎、堅、春樹、良平がそこにいて、小山内と春樹がタイマンをはって、、
でもなんで、万次郎が瞬殺したんじゃ…
ペーヤン「ぱーちんは、、なんでッ!」
ミツヤ「んな事言ったってしゃーねぇよ、、刺しちまったんだ…」
刺した、?…
春樹が?人を?
梓「嘘だろ、、」
マイキー「俺は、、ぱーを取り戻したいよ…」
ペーヤン「俺だってッ!!」
ドラケン「だけどぱーが決めたことだ。俺らが何を言ったってぱーは戻ってこねぇよ」
確かにそうだ
堅の言う通り
春樹が全部決めてやったこと
とやかく言うことじゃない
けれどそうやって割り切れないやつも沢山いるらしい
気づいた頃には内部分裂が起きていた
ドラケン派とマイキー派
対立して、みんながみんな敵のようだ
そんなのトウマンじゃない
俺がいくらそう思っても、他の奴らは違うらしい
このままじゃ愛美主愛との抗争もどうなるかわからない
ただ毎日は過ぎて
俺は途方に暮れるしか無かった
そう思っていた
八月一日
公園に呼ばれて俺は久しぶりに外に出た
向かった先、そこにはあの日以来会う二人がいた
マイキー「あ、梓おせーよ!」
ドラケン「珍しーな、遅刻か?」
マイキー「ねぇ、ケンちん。俺サッカーしてくる~!!」
ドラケン「気をつけろよー」
梓「は?ぇ、?」
久しぶりにあった二人は変わっていた
それも、いい方に
仲直りしていたのだ
誰が何を言っても聞く耳を持たなかったのに
何故だ、何故なんだ
俺は堅を問いつめた
その結果圧倒されながらも話してくれた
「タケミッチが、俺らのことまた戻してくれた。」
堅は嬉しそうに言った
タケミッチ
あの子が、彼らを変えた
なんと言ったらいいのだろう
分からないがすごく有難いと思った
俺はそこに座っていたタケミッチのもとへ走って肩を掴んだ
タケミチ「ぇ、ッ、!?あ、梓君!?なんすか??!!」
梓「どうやった…」
タケミチ「ぇ、な、何をですか、?」
梓「あの二人をどうやって仲直りさせた!!」
俺は久しぶりに声を荒らげた
タケミチ「えッ、!?ぇ、えぇ、…ぇっと、」
なんだか苦虫を潰したような顔をしながらぽつりぽつりと話し始める
タケミチ「…その、、あれが、頭にのって…それで、、二人が…」
梓「…なにそれ、ㅋㅋㅋㅋたったそれだけ?」
タケミチ「いや、ほんとそうですよね!?なんでそんなことで仲直りするのかわかんねーっす、、二人とも喧嘩した理由も忘れたって…」
梓「そーいうこと聞くとまだ餓鬼だなって思うわㅋㅋㅋㅋ」
タケミチ「梓君って、笑うんすね!そうやって!」
梓「ㅋㅋまーな。」
理由はくだらないにしても、仲直りしてくれたならよかった
俺はタケミッチの連絡先を登録して万次郎と堅を見つめた
堅はエマちゃんに説明することに忙しそうだし、万次郎はリフティングに集中している
俺がよそ見してる間にタケミッチも無事三日の祭りに嫁ちゃんと行くことが決まったらしい
あぁ、平和だ
もーずっとこんなでいいんじゃないかな、、
そんな温いことを考えていた
あの抗争であんなことが起こるなんて誰も思わなかっただろう
堅が刺されるなんて
ぬくい色を灯した淡い提灯
きゃっきゃっと騒ぐ子供の声
活気に溢れた屋台の人々
何気に初めて来た場所だ
こんな所に友人と来るなんて初めてだった
梓「おーおー、お前ら彼女と待ち合わせかよ~…」
ドラケン「は?嫁と待ち合わせなのはタケミッチだけな。」
梓「そんなこと言って堅あの子のこと…」
ドラケン「梓、それ言うな。」
梓「あ、そーだったな。悪ぃ悪ぃ。」
タケミチ「?…」
終始はてなマークを浮かべた武道はなんだかちょっと可愛かった
少したって2人の嫁(堅は否定するけど俺の中だともう嫁)が来たから俺は一人で回ることにした
なんだかんだ楽しくてなんか色々食ってたら腹がいっぱいになった
一番美味かったのりんご飴かなぁなんて考えながら境内を歩いていた
そうしたらトウマンの特服を着てるやつが裏でメビウスのヤツらとつるんでるのをみつけた
堅のことを刺すつもりらしい
あぁ、あいつは…キヨマサか、。…この間、喧嘩賭博とか意味のわからないもん開いて堅と万次郎が締めたやつ。
また堅のこと襲おうとしてんの?…
何それムカつく…
堅は俺の大事な子、。守んなきゃ
俺みたいに、周りの人から堅の存在が奪われないように
俺はそいつらを追った
途中で隆と武道を見つけてバレないように追いかけた
駐車場がどうとか
良平がなんかしたとか
キヨマサがどーとか
そんな話が沢山
俺はイラついていた
なんでそんなことをする
どうして大切な仲間がいるのに刺そうだなんて思えるんだ
俺は、みんなみんな、奪われたのに…
バレないように進んでいたら俺が着く頃にはみんな集まっていた
ちゃんと、万次郎もいた
圭介も、千冬も
隆も八戒も
ナホヤもソウヤも
泰弘と春千夜も
ちゃんとみんないた
だけど、参番隊だけはすっからかんだった
あぁ、空虚感
心から何かが抜けていくような感覚
万次郎の行くぞの声
みんなが大声で叫ぶ
俺の脚も自然と動いた
あぁ、俺は…何かやらかしてしまうんだろうな
体から血の気が引く
結論、俺は堅を守ることが出来なかった
武道が必死になって堅を探していて、俺は武道より先に堅を見つけたから周囲を警戒していた
けれど、堅は刺された
すごく深く
俺はおかしくなった
きっとみんながかけていたであろうストッパーが外れた
さっきよりも沢山のものが抜けていくような感覚
俺は周りのヤツ目掛けて思い切り木刀を振り下ろした
一番上の兄は警棒を使うぐらいだ、俺だってなにか使ってもおかしくない
俺はいつも木刀を持っていたけど、それを振り下ろしたことは無かった
兄の警棒で被害がどれほど出てしまうかよくわかっていたから
けれど、ストッパーが外れた今、そんなのどうでもいい
ただ、空虚感に苛まれて
俺は空っぽだった
きっとみんなが俺を見てる
恐怖に満ちた目で
殺すつもりなんてない
けれど、ウザったい。許せない
気づいたら俺の周りには倒れて唸る人間が沢山いた
堅は武道が病院へ運んでくれたらしい
俺の後ろに堅はもういなかった
落ち着いてみると視界が開けてくる
血まみれの木刀
俺の白い肌に付着する血
それぞれの場所で役目を終えた隊員たちが集まっている
俺は、、なんでこんな、、
体の震えが止まらなくなった
俺が暴走したせいで、隆と八戒に迷惑をかけたかもしれない
なんてことをしたんだ
俺は膝から崩れ落ちた
雨が体を濡らすけど何も分からなくて
ただそこで気を失った