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別れ話

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別れ話

7 - episode6

♥

401

2025年03月28日

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shk視点

shk

くっそ、なんで、

ぶるーくが倒れたと連絡が来た。

shk

倒れるくらいなら、仕事休めよ…

とはいえ、俺らが飲まし過ぎたのもある。

それに、きんときとの一件以来

彼はちゃんと寝れていないのだろう。

まぁでもこの時間に連絡が来るとなると

会社側にも問題があると分かるものだが。

だけど、それよりも重要なのは

nk

"あ、もしもし?シャークん?"

彼を助けたのがなかむだったことだ。

彼の言動はどこか子供っぽく見えるが、

圧倒的な思考力

それを言語化する能力に長けている。

もし、今のぶるーくに

直接きんときの話を振ると…

shk

…ッくそ、早く、

早く彼の元に着かなければ、

br視点

迷惑、かけちゃったかな…

きんときに言われちゃうかな…

br

…ッ!!

違う!!!

もう、僕は、きんときとは、

関係、ない、のに…

いつまで僕は

彼に囚われてしまうの…?

nk

大丈夫?すごい汗だけど…

br

あ、だ、大丈夫だよ…

nk

本当に…?

彼の鋭く僕の本心を見抜くような

そんな美しい水色が苦手だ…

お願いだから、どうか、

僕の本心を見抜かないで、気づかないで。

ピーンポーン

nk

あ、しゃーくんが来たかな?

そう言ってなかむは玄関の方へと駆ける。

見透かされる前に僕に背を向けてくれた気がして

酷く安心した。

shk

ぶるーく!!!

br

シャークん、ごめんね

彼が僕の手を握って僕の無事を確かめる。

その暖かさが今はとても心地良い。

shk

よかった…

shk

お前、顔色悪すぎるだろ!体調悪いなら休めよ!

br

えへへ、いやぁ〜倒れるなんて思わなくてさぁ〜

shk

あ、そうだ

shk

甘い物が好きって言ってたから

shk

コンビニしか開いて無かったからコンビニスイーツだけど

shk

お礼として

nk

え、ありがとう!!

br

え、待ってシャークんs

shk

じゃあこのバカ連れて帰って寝かすから

nk

うん!

br

え、あ、なかむごめんね!あと、ありがとう!

nk

またいつでも遊びに来てよ!歓迎するからさ!

br

うん!お邪魔しました〜

shk視点

br

…ねぇ、シャークん、怒ってる…?

まるで怒られている犬みたいだな

shk

別に怒ってねーけど、

shk

今後また倒れたなんて報告きたら怒る

shk

倒れる前に頼れよ

br

…!うん、ありがとう!

br

コンビニスイーツ代は渡すね

shk

別にいいよ、俺が勝手に買ってきただけだし

br

今、ダジャレ言っt

shk

ん??

br

何でも無いです…

shk

ww

br

…ww

あぁ、よかった

もしぶるーくから笑顔が消えてしまったら

どうしようかと思っていたから

ちゃんと笑えてるぶるーくがまだ居て

本当によかった。

shk

で、なかむと何話したんだ?

br

え?んーと…

br

あ、日曜日に美味しい店に行こって誘われたよ

shk

え、おっけーしたのか?

br

したよ!前に連れてってくれるって言ってたから

shk

ふーん…

日曜日ね、

正直、このタイミングで誘うのは

きんときとの話をしたいからだろう。

止めるべきか…?いや、でも

br

シャークん

br

分かってるから、大丈夫

shk

は…?

br

心配しなくても大丈夫

br

きっとなかむがきんときとの事を話したいことくらい分かってる

br

だからこそおっけーしたから(ニコ

shk

…ッ

俺は、

お前が壊れてしまいそうで

怖いよ…

取り繕うような笑顔も

弱々しい小さな声も

前のお前とは違い過ぎて

いつか、俺の知らないところで

消えてしまいそうで…

shk

…そっか

br

うん、ごめんね、ありがとう

お願いだから、

幸せになる道を歩んでくれよ…

 

 

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