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唯華
…………
零鋭
唯華…どうした？
零鋭
顔色が悪いぞ？
唯華
親方様は、鬼じゃないよね？
零鋭
当たり前だろ
零鋭
だから、鬼殺隊を作ったんだろ
唯華
……で…
唯華
なんで…
唯華
私の血が……美味しそうって…言ったのかな……？
零鋭
……実際…
零鋭
唯華の血は美味しい
唯華
…………
唯華
え？
零鋭
唯華は、特別な血を持ってるんだ
唯華
稀血とかじゃなくて？
零鋭
それもあるとは思うけど…
唯華
……けど？
零鋭
多分、唯華には…
零鋭
何かがあるんだ
唯華
……！
零鋭
（…あの“お兄ちゃん”とか言う奴も唯華の事を特別気に入ってるぽいし……）
零鋭
これはあくまで予想の話だからな……
零鋭
真に受けるなよ
唯華
……うん…
唯華
私に……もし…
唯華
何かがあるなら…
唯華
その事を知りたい
唯華
……けど、私の事を知っている人は、いないみたいだし…
零鋭
そうだな
零鋭
唯華の両親は、お兄ちゃんとか言う奴に殺されたんだろ？
唯華
…うん
唯華
まぁ、当然の報いかな…
唯華
あの人達がしてきた事は、許されない行為だったから……
唯華
当たり前だよ
零鋭
……そうか…
零鋭
唯華
零鋭
これからどうするんだ？
零鋭
寝泊まりするところは…
唯華
あっ…
唯華
忘れてた…
唯華
……まぁ、いいか
唯華
野宿しよう
零鋭
マジか
唯華
大丈夫
唯華
私が守るから
零鋭
同期達との合流は、
零鋭
明日にするのか？
唯華
……いや、今合流しに行こう
唯華
多分、宿舎？に泊まってるはずだから
唯華
じゃ、
唯華
零鋭…
唯華
もうそろそろ運動した方が良くない？
零鋭
…そうだな
零鋭
唯華について行けるように頑張るわ
唯華
よし！
唯華
じゃ、行くよ！！
唯華
私の共有できるでしょ？
零鋭
あぁ
零鋭
矢印の方向に進めば良いか？
唯華
うん
唯華
じゃ、
START！！
零鋭
ハァッハァッハァッハァッ
唯華
息切れてるね〜
零鋭
なんで唯華は息切らしてないんだよ！
零鋭
おかしいだろ！！
唯華
あはは
唯華
でもさ、零鋭
唯華
息上がりながらでも私について来れてたじゃん
零鋭
それは多分、
零鋭
唯華の血を貰ったから飛躍的に
零鋭
運動出来るようになってるんだよ
零鋭
多分、貰ってなかったら、
零鋭
怪我も治らなかったし
零鋭
人間にもなれなかったし、
零鋭
他にも色々…
零鋭
そう思うと、
零鋭
本当にありがとな
唯華
ううん
唯華
こちらこそ
唯華
私と友達になってくれてありがとう
唯華
じゃ、
唯華
明日の昼くらいに炭治郎達は出発すると思うから
零鋭
了解
零鋭
じゃ、休むか
唯華
……うん
唯華
そうだね
？？？
あ、
？？？
唯華！！
唯華
ん？
唯華
あっ！！
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