君の視線の先は、私じゃない

初めて見た時

心が叫んでいた

「この人だ」って

運命なんてそんなもの信じないけど

でも、間違いなく「初恋」で、「一目惚れ」だった

それを自覚してしまってから

まるで、嵐のように自分の心の中で広がっていく

静かにしてくれない

この熱い気持ち

言葉にしなきゃ、君に届かない気がして

俺よりももっともっと素敵な別の人のところに行ってしまいそうな気がして

「大好きだ」と叫びたい

どうか、俺の思いが

君に届きますように

ｷｰ､ｼﾞｼﾞ

えー、これより

第32回

ももぴち運動会の、開会式を行います

生徒の皆さんは、朝礼台の前に整列し

保護者の方は、保護者席の方へお戻りください

放送の指示に従い、いつもの場所に整列

身長が高いので、後ろの方で

前にはいつもの角刈りの男子…

と、いきたかったが

目の前にあるのは

角刈りではなく

水色のポニーテール

毛先が青色で、ふわふわ

こんな人物は俺の知る中で、言わずもがな

突然のハプニングに、頭をフル回転させる

ここって、一年生の列だよな、、？

るなさんは、2年って聞いてたんだけど、

そもそもここ、男子列だし…

結論:おかしい

このままいてもいいけど…

周りが混乱してるし…

そう言って振り向きるなさんは

しばし沈黙

この大声で、たくさんの人が振り向いたが本人は全く気にしてない

そういうと、彼女は目も口もまんまるにして

辺りをゆっくり見回し

何かを悟ったのか

その顔がドンドン赤くなっていった

かくして、るなさんは

のあさんに文句を華麗にスルーされながら

歩いて（引きずられて？）行ったのであった

やれやれ

こんな感じで運動会は、番外編も挟んでいきますっ！

ちなみにこれは、ゆあえと書いてる時にピーんと来たものですw

それではっ！