憂鬱な学校。
自分の心とは 正反対な綺麗な青空。
俺の名前は永瀬廉 「廉」意味は 清く正しい・誠実 っていう意味があるらしい。
でも、俺は違う。 自分は人としての優しさがない。
そんな自分が嫌いで仕方ない。
家を出て、電車に乗った 周りの人に睨まれてる気がして、 吐き気がする。
自分が降りる駅に着き、人混みの中を 通り、降りる。
ドンっ
誰かが俺の背中にぶつかった。
俺は誰がぶつかってきたのか 気になって、後ろを向いた。
そこには、 綺麗で、いわゆるイケメンな顔をして いる人が、尻もちをついていた
俺が苦手なタイプの人間。
いかにも、皆んなから人気が ありそうな。
そんなイケメンと目が合う。
?
ハスキーボイスな少し低めな声
その人はいきなり頭を下げて 謝ってくれた。
周りの人がジロジロ見ている。 それが嫌で
廉
それだけ答えた。
?
そう言って、笑顔で走ってた。
“いつかまた会えたら”
ってほんまに会えるんやろうか?
そういえばあのイケメン、 うちの学校の制服着とった。 って事は…
なんて、考えながら、学校へと 足を進めた
俺は目立つのが嫌いだ
だから、友達なんて作らへんし 目立とうとする事なんてせえへん。
端っこで、1人で居る。
そんな学校生活
学校に着き、自分のクラス 2-4組に入る
窓側の1番後ろの席
隣には誰も居らんのに、何故かある席
やけど、誰も居らんから 1人でいる俺にとっては最高の席
席に着き、クラスの人たちの 楽しそうな話し声を聞き流しながら 窓の外を眺める。
今日は青空がとても綺麗だ。
自分の心とは正反対な綺麗な空が 自分の心を悪く見せているような気分になって、 ますます自分が嫌いになる。
先生が教室に来て、生徒全員が 席に着く。
俺はいつものように顔を俯かせる
そんな俺の耳に届いた声は、先生の声 と
?
朝聞いたあのイケメンの声やった。
コメント
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はい、今回 リクエスト頂いた しょうれんのBLです。 今やっているお話も徐々に進めていきます!