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紫耀
朝聞いたあの声に驚き、 顔を上げると、
朝のあのイケメンが居た
学校は同じだと分かっとったけど まさか同じ学年同じクラス やったなんて…
そう思いながら、あのイケメンの顔を 眺める
すると、ふと目が合う 俺は驚き、顔を俯かせた
あぁ、やってもうた…
目が合ってる時に、晒してもうた
しかも、相手は、いかにも 人気がありそうな奴
もしかしたら、何かされるかもしれん
そう思い、怖くなってギュッと 目を瞑る
すると、
先生
そんな声が聞こえた
…え?
ここにあのイケメンが来るん?
ずっとここ一年隣に誰も居らん 気楽な席やったんに
俺の隣は最も俺が苦手な 奴が隣なん?
紫耀
イケメンはそう言って 俺の隣へ足を進める
紫耀
紫耀
そう言い、微笑む彼
本当は人と絡むなんて嫌やし
ましてや俺の苦手な奴 正直関わりたくない。 1軍様のような奴と
でも、逆らったら何されるか 分からへんし
やから、俺はこう答えた
廉
と答えた すると
紫耀
と人懐こそうな笑顔で そう言う、彼
勿論、俺には1軍様の彼に タメ口なんか使えへんし 呼び捨てなんかも出来ん。
廉
紫耀
なんて眩しい笑顔で言う
笑顔が綺麗で、眩しい存在の平野さん それに比べて俺は 暗くて、影のような存在 あの綺麗な青空には程遠い 友達なんて作れっこない。
自分とは正反対な平野さんは明るく 優しい人だと、少し話しただけで 分かった。
だけど俺はそんな良い人じゃない
暗くて、優しくない、酷い人
自分とは真逆な平野さんを 見ると
自分の醜さに嫌気がさして 胸が苦しくなった。