🐰side
🦁に家まで送って貰った後 私は自分の部屋に 入った。
🐰
今日ずっと変。
🦁を見ると顔が赤くなったり、 心臓がドクドク したり、何なんだろう。
私はこの事だけが ずっと頭に残っていた。
翌日
🐰
昨日から調子悪い、 学校休めばよかったな、 そう思いながらも 教室に向かった。
4限目
私達クラスは 体育祭について 話し合っていた。
今のところ決まって いる競技は ①クラス対抗リレー ②つなひき ③100m走 ④応援合戦 ⑤ダンス ⑥フォークダンス ⑦台風の目 ⑧大玉運び ⑨借り物競争
計9個の種目を 行う。
その後ルールの確認をしたり、 借り物競争の お題を書いた。
放課後
体育祭の準備が始まった。
リレーの練習をしている人や 競技で使う物を準備している人が いる。
私は走るのが苦手だったから、 練習を避けて、 準備をしていた。
「リレーのハチマキと ポンポンと台風の目の棒持ってきて」
と、クラスの人に言われ 私は学校の倉庫 に向かって歩いた。
倉庫の鍵を開け 中へ入った。
倉庫の中
🐰
倉庫の中はホコリがまい 空気が薄かった。
すぐに必要な物を とって出よう。
私は急いで物をとり 外に出ようとした。
🐰
倉庫のドアを開けようとした時、 ドアが開かなかった。
ここの倉庫は長年修理が されていない状態で 使う時はなるべく ドアは開けっ放しにして 出入りする。
でも私はそんな事は 分からずに、ドアを閉めた。
きっと誰かが助けてくれるだろう。 私はそう思い、そのまま 待機していた。
🐰
約1時間後、 どんどん空気が薄くなり、 咳も止まらず、 過呼吸になっていた。
意識も朦朧とし、 叫ぼうと思っても 無理だった。
🐰
🦁side
🦁
俺が🐰のクラスの人に そう聞くと、 「🐰は倉庫に道具取りに行ったよ」 と言った。
「でも、もう結構経つよね?」 「うん」 俺はその言葉を聞いて すぐ倉庫に向かった。
🦁
俺は倉庫の目の前のところに来て 🐰が居るか確かめようと 声をかけた。
🦁
🦁
なんの返事もなかった。
だけど、 ドアから少しの隙間が 見えた。
俺はドアを開けようとしたが、 ドアが何かに引っかかって 全く動かなかった。
俺はドアを思いっきり蹴り、 無理やりドアを開けた。
ドアを開けると、 倒れている🐰がいた。
🦁
俺は直ぐに声を掛けた。
🐰
🐰
🐰は俺を見ると いきなり俺にしがみついてきた。
🐰の様子をよく見ると 泣いていた。
🦁
🐰
🦁
🐰
🦁
🐰
俺がそう言うと、 🐰はもっと泣き、 俺の服を掴む腕の力も 強くなった。
🐰
🐰
俺は思いっきり🐰 を抱きしめた。
この時俺は 🐰を守りたい。 俺が🐰を幸せにしたい。 という気持ちが爆発した。
🦁
🐰
体が動きいつの間にか🐰に キスをしていた。
それと同時に🐰の 腕の力が抜けて いるように思えた。
🦁
🐰
この日、 🐰は喋らなくなり ずっと黙っていた。
コメント
3件
田中ってほんと不意打ちだよね…