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病室へ駆け込むと、 看護師が駆け寄ってきた。

看護師

秀一くん!峠を越えたそうよ!

南野秀一

えっ…?

医者

越えたどころか完全に病状が回復に向かっているんですよ!

医者

いやぁ〜、全く人の生命力には驚かされます!

すると、腕の中で 気を失っていたままの真尋が目を覚ました。

北瀬真尋

〜っ…!

北瀬真尋

ん〜…?

南野秀一

よかった…気がついたんだね

北瀬真尋

秀一…

南野秀一

母さん、良くなってきてるって!

北瀬真尋

よかったぁ〜…!

それから俺はまだ腕の中に居る 彼女に訊いた。

南野秀一

降りる?

北瀬真尋

ん?うん!降りる!

南野秀一

うん、わかった

俺はゆっくりと彼女を降ろした。

そして俺と真尋は2人して、 母さんの手を握った。

南野志保利

秀一…ひろちゃん…

蔵馬

母さん…

北瀬真尋

志保利さん…

こうして無事、 母さんを救うことができた。

外もすっかり暗くなっていたので、 あの後志保利さんに 秀一と一緒に帰るよう促された。

南野秀一

今日は巻き込んでごめん

北瀬真尋

なぁ〜に言ってんの?笑

北瀬真尋

ひろが怒ってるとでも思った?笑

南野秀一

いや、そうじゃなくて…

珍しくはっきりしない。

南野秀一

ただ、なんだか申し訳なかったなって…

私はそんな水臭いことを言う 秀一に腹が立って、 ほっぺにビンタしてやった。

ベシンッ!!

南野秀一

ひろ…?!?!(Ꙭ )

秀一は驚いた顔をして、 ほっぺに手を当てながら 目をぱちくりさせた。

北瀬真尋

さっきから水臭い!

北瀬真尋

しかもひろが勝手にしたことだし、

北瀬真尋

志保利さん助かったしそれでいいっしょ!?

南野秀一

ふふ、ひろらしい笑

北瀬真尋

次また1人で背負おうとしたらぶっ飛ばしてやんよ👊🏻

秀一の右肩に軽く拳を当てる。

南野秀一

うん、わかった

南野秀一

もう1人で背負ったりはしない

南野秀一

約束する😌

秀一が小指差し出す。

そして私もその指に 自分の小指を絡める。

北瀬真尋

ん!ちゃんと守ってね?笑

南野秀一

はい笑

北瀬真尋

♪ゆ〜びき〜りげんまん

蔵馬

…にしても、ひろは本当にお人好しだね笑

北瀬真尋

それは秀一も負けてないよ?笑

南野秀一

そうかな?

北瀬真尋

うん笑

南野秀一

自覚無かったな…笑

北瀬真尋

アホ秀

南野秀一

じゃあ俺もバカひろって呼んじゃお〜( ̄∀ ̄)

北瀬真尋

バカなの自覚してるからいいも〜ん( *¯ ꒳¯*)

南野秀一

それならちゃんと勉強しようか?(*^^*)

北瀬真尋

うっ…

南野秀一

授業も寝てるようじゃ何も変わらないよ?(*^^*)

北瀬真尋

あ、圧がすごい…( ̄▽ ̄;)

南野秀一

あれ?ひろはいい子じゃないんだっけ〜?

北瀬真尋

めっちゃいい子だもん!!(秀一、ご機嫌だな〜笑)

南野秀一

そういえば今日、1人?

北瀬真尋

うん、今日はお兄ちゃんも居ないからね〜

南野秀一

それなら晩ご飯、どこかに食べに行かない?

北瀬真尋

行く行く✨

南野秀一

何食べたい?

南野秀一

俺は麺類の気分だけど

北瀬真尋

いいね!ひろもうどん食べたい!

南野秀一

うん、わかった

南野秀一

じゃあーーーーでいい?

北瀬真尋

うん!

あれから2日が経った。

あの翌日には飛影と幽助を 止めたりもした。

私と秀一は同じクラスで、 席も前後だ。

ちなみに私が秀一の前の席。

なので、授業中に寝ていると よく後ろから起こされる。

今この瞬間も大嫌いな数学の時間を 睡眠に充てていた。

田中先生

で、この後これを公式に当てはめて…

北瀬真尋

スピー…😪

秀一は真面目にノートの上に ペンを走らせていた。

けれど、頬杖をついて動かない私に 気づいたのか、手を止めた。

南野秀一

ん?(もしかしてまた寝てる…?笑)

それから小声で声を掛ける。

南野秀一

お〜い、ひろ〜?起きて〜

南野秀一

ふふ笑全く仕方ないな…笑

そして私の背中をつついた。

北瀬真尋

んん…?なぁに?

南野秀一

も〜、ホントによく寝るんだから…笑

北瀬真尋

えへへ…笑

そして最終下校ギリギリの放課後。

軽音部兼演劇部の私は 秀一が所属している生物部よりも 大体早く活動が終わる。

今も暗い階段を登り、 理科室へ向かっていた。

が…

テケテケテケテケ…

何やら後ろから奇妙な音がする。

北瀬真尋

ん…?(後ろに誰か居る…?)

いや─

“何か“

が居る。

この足音と思われる 「テケテケ」という音、 そして“学校“に現れるということ…

この条件に当てはまる妖怪は “アイツ“しか居ない…!!

北瀬真尋

(“テケテケ“だ…!!)

私が振り向くと、 10m離れた所に居るテケテケと 目が合った。

北瀬真尋

あっ、しまった…!!

するとテケテケは私が 自分に気づいたのに気づいたようで 階段を少しづつ上がってきた。

テケテケは下半身が無く、 両腕で移動するけれどとても速く、 自動車に乗っていても 逃げられない。

北瀬真尋

(学校で能力使う訳にもいかないし〜…😖)

考えた末、私はとりあえず テケテケが速度を上げる前に 階段を駆け上がることにした。

私が逃げるのと同時にテケテケも 速度を上げて、階段を 上がってきた。

  

突如として現れたテケテケに 狙われてしまった・真尋。

果たして能力を使わずに逃げ切れるのか…!?!?

To be continued…

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