とある日の放課後。
私は校舎裏の自販機まで 足を伸ばしていた。
理由は明確。
この自販機にしかない ミルクティーがあるから。
なんだけど…。
「影山くん好きです!」
「良ければ付き合ってほしいです!」
そんな女の子の声が聞こえて 咄嗟に校舎の影に隠れる。
飛雄に敬語ということは、 1年生だろうか。
他人の告白に聞き耳を 立てる趣味は無いけど、
相手が飛雄となると、 なんか…気になってしまった。
影山飛雄
…すみません
影山飛雄
俺、好きな人いるんで
霜月舞白
!
そんな飛雄の声が耳に木霊する。
好きな人って、私のことかな?
私に告白したんだし、 ありえるよね。
私は振ってしまったのに、 まだ好きでいてくれるんだ。
なんでこんなに胸が キュンキュンするんだろう。
咄嗟にギュッと胸元の服を握った。
霜月舞白
…
自惚れてしまって、
私はミルクティーを 買うのも忘れてその場を去った。







