◯月△日
市内の小学生が参加する バレーボール大会で
当時の私は、
もう二度と バレーをしない事を誓った。
舞
舞
舞
舞
うるさい。
何もわからないくせに 口出ししないでよ。
背が高いからってバレー上手いって 決めつけないでよ。
「大丈夫だよ。」
「絶対できるよ。」
その言葉を信じて入ったのに。
嘘つき。
大丈夫じゃなかったじゃん。
変に期待して、仲間外れにして
勝手に私に失望して
私の気持ちも考えずに いいように利用して。
大嫌い。
もう二度とバレーなんかするもんか。
試合で得られた悔しさなんか 正直どうでもよかった。
周りから 期待されなくなった途端
私の楽しいバレーの記憶が バラバラになってしまったから。
…って
思ってたのに。
由美
明香
バチンッ!
(バレーボールがネットを超えて 床に突き落とされる音。)
舞
舞
バレーを辞めてから数年後。
高校生になった私は なぜかバレーの練習を見に来ていた。
体育館でバレーを楽しんでいるのは
私と同じ174cmの長身をもつ 【赤羽 明香】
首席で入学した三つ編みの委員長 【櫻井 由美】
図書室によくいる大人しい同級生 【枢木 杏】
の3人だ。
杏
杏
明香
由美
由美
由美
由美
由美
杏
明香
私は小学生の時から 由美と明香の2人を知っていて
習っていたバレーの試合でたびたび 私たちの前に立ちはだかって いたことと
杏を加えて 私とは正反対でとっても楽しそうに バレーをしていたことから
私はこの3人のことが ずっと気になっていた。
舞
舞
明香
舞
明香
明香
明香
明香
明香
舞
舞
舞
舞
舞
舞
明香
明香
明香
舞
明香
明香
明香
舞
舞
明香
舞
舞
舞
舞
舞
舞
舞
その次の日
舞
舞
明香
由美
明香
由美
由美
由美
由美
杏
杏
由美
舞
舞
舞
舞
スッ…
バンッ!!
(綺麗な軌道を書いて ボールがネットに入る)
杏
(杏がボールを打ち返す。)
舞
舞
明香
舞
杏
杏
杏
杏
舞
舞
舞
舞
舞
杏
舞
杏
明香
明香
杏
舞
舞
舞
杏
舞
舞
杏
杏
杏
明香
舞
舞
舞
由美
由美
由美
舞
明香
杏
舞
舞
舞
舞
舞
舞
舞
由美
由美
由美
杏
杏
杏
舞
明香
明香
明香
明香
明香
杏
杏
由美
明香
明香
明香
明香
明香
明香
明香
舞
舞
その後、数週間が過ぎて
杏、明香、由美の創設した バレー部は
部員9人で春の大会へと 挑むことになった。
…私は、迷いに迷った挙句 【幽霊部員】として練習には 自由参加となった。
でも、日に日に 3人を見ていくうちに
私のバレーに対しての関心は 高まっていった。
コートを駆け抜け チームをフォローするリベロ【杏】
鋭いアタックを 放つアウトサイドヒッター【明香】
意表をつく攻撃を組み立てる セッター【由美】
9人いる部員でも その3人が一際キラキラと見えて
私も混ざりたいなぁ、っと 思うようになった。
そのせいか、昼休みによく 3人とバレーをしたり
ブロックをイメトレしたりした。
そして、春の大会まで あと1週間を切った時
事件は起きた。
コメント
5件
まって神作見つけた
2話が投稿されてたから光の速度で見に来た()
【悲報】読み切りにする予定、叶わず。