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紫呉

あ、凪斗 ~

階段を降りると皆が集まっていた

凪斗(ナギト)

どうしたの?
こんなに集まって

紫呉

三者面談のこと
あの人に伝えたの?

思い出さないようにしていたのに 思い出してしまった

凪斗(ナギト)

話してないよ、

紫呉

...そっか。僕から
電話して置くよ

凪斗(ナギト)

よろしくね

紫呉

そーいえば今日
来るみたいよ

凪斗(ナギト)

え?いきなり過ぎない...?

紫呉

まぁ ~ 僕も さっき
聞かされたことだし、

凪斗(ナギト)

透は..?

紫呉

買い物に出かけてるから
多分 大丈夫だと思うよ

少しホッとすると由希が こちらを見つめていた

凪斗(ナギト)

ん..?どうしたの?

由希

あ、いや...凪斗が そんなに
不安そうな顔を見せるのは
初めてだから、

少し心配させたのかと思い 由希の頭を撫でた

凪斗(ナギト)

大丈夫だよ

由希

うん...

ガタッ

お前 誰だよ!!

玄関から夾の怒鳴り声が聞こえてきて 何か嫌な予感がして玄関に向かった

お前 誰だよ!!

華清(カセイ)

君の事を傷つけるつもりは
無い。だから退くんだ

帰ってきて早々 透に攻撃しようとした奴の 言葉は信じられない

そしたら透を
どうするつもりだ!!

華清(カセイ)

二度と凪斗の傍に近づけ
ないように少しだけ分か
らせるだけだよ。

光が俺達を守るように 俺達の周りを囲み変質者との間に 壁を作った

凪斗(ナギト)

透!!無事!?

は、はい、、

凪斗は何時になく焦った顔をしていて 冷や汗を垂らしていた

華清(カセイ)

退きなさい。凪斗

凪斗(ナギト)

兄さん!!俺の周りに居る
女性を傷つけようとする
のは辞めてください!!

華清(カセイ)

私は何時も言っているはず
だよ。十二支以外の女と
関わるのは よせと...

華清(カセイ)

本家の人間も全てを
信用してはならないと..。

凪斗に見せる その執着や女を毛嫌いする 理由が分かるような気がした

紫呉

落ち着いて下さい。
華清さん

紫呉

この子は凪斗に害をなす
ものではありませんから
傷つけようとするのは
辞めてください

紫呉が説得しようとしても変質者は 納得せず紫呉の頬を叩いた

華清(カセイ)

それは私が決めることだ。
口出しをするな

紫呉

...申し訳ありません、

やはり傷つけようとするのは辞めず凪斗が 俺達を守ってる結界を壊そうとした

凪斗(ナギト)

ごほ..っ"

由希

凪斗ッ!!

力に押し負けたのか血を吐いた

変質者も凪斗を大事に思ってる。 だからこそ凪斗の様子を見て治療する ことが最優先と思ったのだろう

華清(カセイ)

傷つけはしない。
結界を解きなさい

凪斗(ナギト)

紫呉...透を違う部屋へ
移動させて...

紫呉

うん。分かった

紫呉と透が居なくなるのを確認すると 凪斗は結界を解いた

華清(カセイ)

最近 力を無理に
使っているね、

華清(カセイ)

暫くは力の使い方を
考えなさい。

凪斗は口を開かず黙って治療を受けていた

華清(カセイ)

...私は帰るよ。また会おう

凪斗(ナギト)

お気をつけて...

華清という人は先程とは違く凪斗とは少し 違う大人の余裕というような そんな優しい 笑みを浮かべて家を出ていった

紫呉

待ってください!!

後ろを振り向くと息を荒くした紫呉が 私を追いかけていた

華清(カセイ)

何か用かい?

紫呉

すみません。
伝えとくべきでしたね

華清(カセイ)

嗚呼...気にしてないと
言えば嘘になるが、

華清(カセイ)

凪斗に嫌われたくは
無いからね。もう手は
出さないさ

紫呉は何処かホッとしたような顔をした

華清(カセイ)

その頬...悪かったね。

紫呉

いえ、気にしてませんよ

華清(カセイ)

お詫びと言ってはなんだ
が...私達 神だけが知る昔の
記憶を見せてあげよう

紫呉の額に指を当てると紫呉は暫く 魂が抜けたようにボーッとしていた

このままでは紫呉は帰って 来れなくなるだろう。

華清(カセイ)

紫呉 そろそろ帰っておいで

紫呉

ぁ..、

紫呉

今の...は、一体...

華清(カセイ)

何れ分かるさ。君達が全て
の真実を知った時 悲しみ
喜び解放されるだろう

紫呉

え..?それは どういう...!!

華清(カセイ)

自分の目で確かめなさい。
そうしなければ君達は
信じない

また会おう

神様は自分を犠牲にする

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コメント

1

ユーザー

続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください これからも応援してます

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