ホラー短編集

まず現実で眠りに入ります

私は結構限界までスマホを触ることが多く、いつの間にか寝ることが多いです

目が覚めると、真っ白な部屋の中にいた

しかもこの部屋には見知らぬ人達も何人か一緒にいた

そして…

ガチャッ…

どこか不気味な雰囲気のある女性が部屋に入ってきた

この女性が入ってきた事によってたまに見るあの夢だと気づく

基本夢だと気づいたら自力で目が覚める事が出来るが、この夢だけは本当に目を覚ます事が出来ない

この夢から覚めるには…とても簡単なことだった

出してあげる＝目が覚める

ただ寝るだけだとみんなは思うだろう

これが…めちゃくちゃキツい

気がつくと周りにいた人達と女の人は居なくなっていた

私は言われた通りに寝ようとはしたけど…手元に携帯があった為少しだけ触ってしまった

すると…

コツｯ…コツｯ……

部屋の外から徘徊するような足音が聞こえてくる

急いで携帯を閉じて、私は眠った振りをする

ギィィｯ……

部屋のドアが開く音がした

……………………

起きてたわね？

急に耳元で不気味な声で囁かれる

女が容赦なく私を刺したけど…痛みはなかった

意識を失った私はまたその部屋で目が覚める

ちゃんと寝なければ多分ずっと出られないと思い、今度は真面目に寝ることにした

しばらくすると…また足音が聞こえてくる

ギィィｯ……

とりあえずルールとしては目をつぶって横になっとけば大丈夫だった

しかし、ここからが非常に恐ろしいことが起こる

………………

フフフフｯ……

夢の中でもかなりゾワゾワするような音が耳元に鳴り響いてくる

主に男や女の人の叫び声、さっきのような笑い声が頻繁に流れてくる

この音にビビって起きたりすればまたやり直しになってしまう

わたしは必死に堪えて寝たフリをする

……………………

……………………

数分後、突然音が無くなり静かになる

起きてくださーい

私が眠りについたのはだいたい2時頃だった

時計を見ると…

2時38 分

1時間も経っていない間にあんな恐ろしい夢を見てしまった