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機械は、夢を見ることはできるのだろうか。
バドルスは、執事ロボのはずなのに夢を見た。 それも、ギャスピオンと同じあの黒い木の夢を。
バドルス
──願いを…叶えてやろう──
バドルス
だが、バドルスの脳裏に一つあることが浮かんだ。
さっき、ギャスピオンを庇って防衛団の輩に蹴りを入れた。
あの瞬間、ギャスピオンのことを守りたいと心から思ったのだろう。
バドルス
バドルス
──ならば、目の前の枝を折るがよい── ──さすれば願いは叶う──
バドルスは躊躇いもなく、その枝を折った。
バドルス
それが後に空回りし続ける愛となることを知らずに。 そして、一人の人間として痛みを知らなくなる事も…
バドルスは、この瞬間からギャスピオンへの感情が高ぶり始めるだろう。 いずれ、破滅を招くと言うのに…
あぁ、もう朝か。身体を整えなくては。それじゃあ、おはよう。