❤️side
💛ちゃんが飲み物を取りに行くと行ってから かれこれ20分が経過した
レコーディングルームは、遠くないはずなのに
もしかしたらあのスタッフさんに責められているかもしれない
あのスタッフさんたちは、なぜか最近💛ちゃんに当たりが強い
ミスしてるからかな
だから一音一音が綺麗で繊細な音が出せる
💛ちゃんの頑張りは俺と💙がちゃんと理解してる
それを… あのスタッフたちが理解してなくても
💙
ねぇ?❤️
💛ちゃん遅くない?
💛ちゃん遅くない?
💙
大丈夫かな?
隣の💙が俺に聞いてきた
💙も最近の💛ちゃんに対するスタッフさんの当たりを心配している
❤️
…
💙
…
❤️
レコーディングルーム戻って…
みる?
みる?
💙
そうしよ!
💙が弾けるような笑顔を見せる
ベンチから立ち上がって💙と他愛もない話をしながらレコーディングルームに戻る
でも…。レコーディングルームに💛ちゃんの姿はなかった
代わりにスタッフが二人して大きな声で談笑していた
なんでレコーディングルームにいないんだ?不思議に思いその場にいたスタッフに聞く
❤️
あの…💛ちゃんは?
スタッフB
え…っと知りませんよ?
あの人のことなんて
あの人のことなんて
❤️
え…待って知らない?
は?
は?
スタッフA
だ、だってあの人ミスしまくるし
練習したって上手くなんてなりませんよ
練習したって上手くなんてなりませんよ
スタッフB
と、とゆーかなんであの人をバンドに誘ったんですか?
スタッフA
あ、もしかしてあれだ
金髪ならなんでもよかった!とか?笑
金髪ならなんでもよかった!とか?笑
笑顔でスタッフは言った
まるで自分が正しいかのように
腹たって仕方がない
何も知らないくせに
お前が💛ちゃんの何を知ってる?
知らないだろ?
沸々と湧き上がる怒りが喉元まで込み上げる
隣の💙もスタッフを睨みつけている
スタッフが何かまた言ったらすぐにでも殴りかかりにいきそうな勢いだ
スタッフはただならぬ雰囲気に黙った
スタッフB
…なーんて冗談ですよ!ね!笑
スタッフA
あぁ!笑
スタッフは笑った
部屋中に響き渡るぐらい、無駄でどーでもいい笑い声だった
本当はここでぶん殴って罵倒して…殺してやりたかった
❤️
…そーですか!笑
殺意を必死に抑えながらスタッフに言った