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かがや

7話【知らない】

かがや

どうぞ!

[ーおらふ脱落。残り4人ー]

おんりー

ふぅ、

おらふくんがいたのは塔の近くにある廃墟のビル。

とても高く、射撃するにはとても良いが、外からは丸見えでとてもリスクがある

おんりー

よくここを選んだな、……

[ーかがや脱落。残り3人。ー]

おんりー

ほかのところも戦っているのかな、

おんりー

……

誰かが俺を見てる。

殺気がバレバレ。同じ初心者だろうか

参加者

ギロッ

建物の隙間から見えた目は鋭く、今にも、こちらを喰らって来そうな恐怖さえ感じる。

おんりー

……、

もしかしたら、ただじゃ済まないかも

参加者

チャキッ、

相手が取り出したのは、玉が大量に打てるできる銃。マシンガン。

おんりー

まずいッ

ここはさっきも言ったが、外からは丸見えで障害物がない。

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッッツツツ!!!

ものすごい勢いで、連射する玉を華麗に避け、ビルの中に入り、一息整える

おんりー

っ、ふぅ

さて、どうしたものか、長距離は絶対的に不利。だが、相手との距離が離れすぎてる。

おんりー

……、

使うか、あの瞬時異動。うん。これしか無い そう決断し、屋上に顔を出した。 相手はこちらの様子を疑って、見ている。 指を鳴らそうとした。 その時だった

パァンッッツツツ!!

参加者

ーっ!?ッ!

おおはらめん

ヒット。

めんが現れたのは

[ー〜〜脱落。残り2人。ー]

おんりー

……

気配、気づかなかった。

おんりー

めん、まだ居たんだ

おおはらめん

お前もな

…………… どちらも相手の様子を伺い、睨めっこ状態。

おんりー

……

めんが持っていたのは大型ナイフ二丁 俺はハンドガンと大型ナイフ。 それはめんもわかっているだろう

たぶんめんは、俺の弾切れを狙ってくる。 めんの予想の通り、俺の残りの玉は、4発。

俺はナイフを構える

おおはらめん

ナイフ一本で戦うのか?

おんりー

うん

瞬時異動。

シュンッツツ!

指を鳴らし、めんの上に移動する。そして、ナイフを振る。

おおはらめん

っ、本質かッ、

ナイフがぶつかり合う。 そのうちにめんが俺の横腹にナイフを振るう。 そのナイフを避けてから、後ろに引き下がり、体勢を整える

おおはらめん

……、

おんりー

……、

俊敏性。基礎代謝は俺のほうが 上だが、力はめんのほうが強い サバゲーは当たった瞬間に即脱落。 一瞬のミスも許されない

おんりー

めんってサバゲーってやったことあんの?

おおはらめん

うん。あるよ

おおはらめん

小学4年の時に親父の付き添いでいってからハマって、それから..

おおはらめん

おんりーは?

おんりー

ううん、俺は初心者

おおはらめん

ははっ、天才だな

めんが俺の顔の横にナイフを振る。 それを避け俺は一歩下がる。 そうしようとした時。

おおはらめん

シュッ!

めんが俺の足を狙ってナイフを投げた あまりの意外な行動に慌てるが、ちゃんと避ける。 めんは今、ナイフ一本で丸腰。 チャンスだ

おんりー

ダッッ!

一気にめんの方へ走り、めんに目掛けてナイフを振る。 そうすると、めんがナイフで俺の ナイフを受け止める。

今だ

片手で銃を取り構えようとする。

いける。勝てる。絶対に。

おおはらめん

油断。したな?

おんりー

ーっ!?ツ

めんが銃口を俺に向けていたのだ。

そこからの時間は長く、スローに感じた。

おおはらめん

俺は器用じゃないからな

そう言って、引き金を引いたその時。

おんりー

……、

おんりーの姿が変わった。

おおはらめん

なツ!

めんの銃の銃口を上に向けて、軌道をずらす。 そして、俺は、持っている銃をめんに構える。 それまでの時間は速く、到底、目では見えないだろう。 めんが引き金を引いた瞬間。2つの銃の音が聞こえた

パァンッッツツツ!!!

めんの玉は上に打ち上げられ、俺の玉はめんにヒットした

おおはらめん

……ヒット…?

おんりー

…?

髪が白から緑に変わった途端に力が抜け、倒れそうになる。 今の瞬間に何が起こったのかは誰もわからない。本人、おんりーさえも。

おんりーは自分の手を見つめる

おんりー

……

混乱の中、一つのアナウンスがかかる

[ーおおはらめん脱落ー]

[ー優勝ー]

[ーおんりー]

ピピピピピピピピッ、ガチャッ

あれから、ずいぶんと、日にちが経った。

日にちが経っていくにつれ、あの行事が迫って来ていた。

高校生の6月中旬の定番行事。

西先生

体育祭だ

西先生

体育祭の出し物を決める

西先生

何が良いか意見はあるか?

生徒

借り物競争〜!

おらふくん

はーい!サバゲー!

西先生

却下

おらふくん

え〜!、

おんりー

……

サバゲー、か..,,, あの時、俺は2つの本質の能力を使えた。肉体増強と瞬時異動。 普通それはありえない。 そのことを先生、校長にも聞いたが、結果、何故かは分からず、…

俺は、もっと自分の本質と向き合いたい

ーキーンコーンーカーンコーンー

考え事をしているうちに金が鳴ってしまった。

さっきの話の続きだか、1つわかった事がある。

俺は全ての本質の能力を使える。という事だ

しかし、それには2つ欠点がある。 1、その能力を実際に見なければできない

2、全てと言っても、一部の能力は使えない

おらふくん

おーんりっ!

おらふくん

..、あれ?めんは?

おんりー

依頼で、行っちゃった、

おらふくん

……、

おらふくん

なんかさー、?最近依頼多くない?

おらふくん

邪獣が増えてきたのかな?

おんりー

確かに、俺も依頼されるの多くなって来たかも、

おらふくん

キツすぎる、…

おらふくん

最近暑くなって来たし、

おんりー

ねー、

ピコンッ

おんりー

あ、っ

おらふくん

来ちゃった?

通信機を見ると、依頼の文字が、

おんりー

来たわ、

おらふくん

あらら、せっかく次の時間体育祭の出し物の内容決めだったのに、

おらふくん

おんりー何の出し物がいい?

おんりー

なんでも良いかな

おんりー

…あー、おらふくんとめんとおんなじやつがいいかな、

おらふくん

おっけー、いってら!

ガラララッ

[場所は、鉄溶接工事。 人型の邪獣が出没。]

[強さのわからない邪獣のため、先輩と一緒に駆除しろ]

おんりー

ここかな?

着いた所は、廃墟の工事で、炭や灰の匂いが鼻をかすむ。

扉を開けると、奥に人型の邪獣が いるのが遠目から見えた。

おんりー

………

流石に先輩が来てからか…

ぼんじゅうる

よっ、おんりー

おんりー

あ、先輩。

ぼんじゅうる

授業抜けられてラッキーだわ

ぼんじゅうる

邪獣はいた?

おんりー

はい、この扉の奥に

ぼんじゅうる

おっけー、ちゃっちゃとやろ

ガラララッ、 扉を開けた先には黒い黒煙に包まれている邪獣の姿があった

邪獣『サナ』

チラッ、

邪獣『サナ』

だれ?

 人型の邪獣と言っても小さな男の子のような小ささである

ぼんじゅうる

…知能のある邪獣か、

ぼんじゅうる

本質も使えるかもしれない。

ぼんじゅうる

気をつけて

邪獣は人の本質を吸い取って、自分の本質や、知性も高める。 つまり、知性があるということは、 たくさん人の本質を吸い取った証だ そして、本質も強いはず。

俺が、今まで戦って来た邪獣は知能や本質が低いもの達だった。

勝てるだろうか

邪獣『サナ』

ボク、サナっていうの!

ピコンッ、 通信機から一通の通信が来た。

おんりー

チラッ

おんりー

…ーっ!

[調べでわかった。そいつは、わかる限り、500人の本質を吸い取っている。]

[直ちに引き返せ]

おんりー

ぼんさん…

ぼんじゅうる

あぁ、わかった

ぼんじゅうる

引き換えそう。

邪獣『サナ』

なんで?、遊ぼうよ

邪獣『サナ』

ねぇ!!

床に転がった鉄パイプや鉄棒が浮く。

ぼんじゅうる

っ、浮遊系か、……

邪獣『サナ』

シェンフー
 悬浮

無数の鉄パイプや菅、棒が降ってくる しかし、それは、俺たちに向けての攻撃じゃなかった。

ぼんじゅうる

っ!そうか!

気づいた頃には遅く、入り口を塞がれてしまった。

おんりー

……どうします?

ぼんじゅうる

緊急事態とは伝えておいた。

……そうだ。瞬時異動だ。 ぼんさんを飛ばしてから、自分を飛ばして、……

ぼんじゅうる

おんりー!!

ぼんじゅうる

横!

おんりー

え?

横を見ると、邪獣が鉄パイプを持って俺に振りかざしていた。

邪獣『サナ』

バイバイ

バコンッッツツツ‼︎‼︎!

おんりー

—っ!、ガハッ!

赤い血を吐き、視界がぐらりと揺れる

ぼんじゅうる

おんりー!

邪獣『サナ』

……あれ?、殺したつもりなんだけどな…?

邪獣『サナ』

仕留め損ねちゃった、

おんりー

っ、……

視界が次第にグラグラと揺れ、 俺は意識を失った

おんりー

……?ここは?

???

お母さんー!ただいま!

小さな小柄の男の子が家に入っている

おんりー

どこ?ここ

???

¥&@#、おかえりー、

知らない女性の声。

???

¥&#$%!どうだ?今日は楽しかったか?

知らない男性の声。

温かい家族の声達。

知らない。わからない。 しかし、何故だろう。

おんりー

ポロポロッ

涙が止まらない。

ぼんじゅうる視点

ぼんじゅうる

っ、ハァハァ、

ぼんじゅうる

っ、…

邪獣『サナ』

ちぇ、つまんない。

……どうする?、緊急事態とは伝えた しかし、最低でもI時間はかかる。

体力も限界で悲鳴を上げている さっき、やられた腕からはポタポタと血が流れている

ガタッ、後ろから物音がした。 後ろってことは、

ぼんじゅうる

おんりー!起きたのかっ、え?

おんりー

……

誰だ?こいつは? 見た目や容姿は瓜二つ。だが、髪色と目の色が違う。

邪獣『サナ』

わぁ!起きたんだ

邪獣『サナ』

あそッ!

おんりー

じゃあね

ぐちゃっッ、!

邪獣は一瞬にしてぺちゃんこになり、

肉片と、生臭い匂いが滞る。

ぼんじゅうる

お、んりー、?

おんりー

…君は?

ぼんじゅうる

…は?

おんりー

君は僕のなんなの?

ぼんじゅうる

なに、いってんの、?

ぼんじゅうる

友達だろ?

おんりー

ん〜、友達か、〜

おんりー

仕方ない。

おんりー

君には眠ってもらうね

そう言われた途端に眠気が込み上げ、眠ってしまった。

おんりー

僕、友達できてたんだ、

かがや

以上、7話【知らない】でした!

かがや

明日から、学校だぁー!

かがや

がんばろ、

かがや

ベイビー

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