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真夜中なのに、明かりもつけていなかった
暗い部屋の隅で、僕はうずくまっていた
その手にある物を握り締める度に
冷たい感覚が伝わる
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕は手にしているナイフを自分の首に向ける
僕
僕
僕
ぼく
気づけばぼくは真っ暗な場所で目を覚めた
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
誰かがぼくに近づいてきた
中性的で男か女かよくわからない姿だ
なぜか手には小さな太鼓を持っている
そして、その太鼓をバチで叩きながら
ぼくに話しかけてくる
というかさっきから
本能
本能
本能
本能
本能
本能
こんな感じで連呼している
太鼓をリズミカルに叩きながらだ
本能
ドドン！
ぼく
ぼく
本能
ぼく
本能
本能
本能
本能
本能
ドンドンドンドンドン
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
本能
ぼく
本能
ぼく
本能
ぼく
ぼく
本能
ぼく
本能
本能
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
本能
本能
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
ぼく
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
ドンドンドンドンドン
本能
本能
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
ぼく
本能
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼくと本能は歩き出す
暗闇の中を
