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プロローグ
〜名前？そんなの無い〜
父親
こいつが買って欲しい奴です
？？
ふーん
少女
…………………
？？
これ持ってさっさと消えろ
父親
は、はい
父親
ありがとうございます
私は感情が生まれつきない
そのせいで知らない人に買ってもらうことになってしまった
名前？
そんなの無い
こんな私につけてくれるはずがないのだから
容姿はこんな感じ
銀髪は不幸の象徴だと私の家では言われていた
父親からの暴力に飢えていた
ご飯もろくに貰えない
でもそんなことどうでもよかった
感情がない時点で ｢お腹がすいた｣ ｢痛い｣ という感情は感じたことがない
別に苦しくもない
｢死ね｣と言われたら素直に自殺する
どうせ、買われたからって生活が変わることはない…………
そう思ってた
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作品ページ
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