ある日の夕方、ピーターは夜勤の仕事に出かけようとロンドンの
郊外を北に向かってバイクで走っていた
ロンドンの市内のゆったりと流れるテムズ川にはロンドン橋とかタワーブリッジとか
いくつも橋がかかっているが川の下を通っているトンネルも何本かある
ピーターが向かっているのはその内の1つのブラックウォールトンネルだった
少し走って、トンネルの少しまでくると、ヘルメットを抱えた若者がいた
ピーター
ある若者
ある若者
ピーター
若者はヘルメットをかぶってピーターの後ろにまたがった
ピーターはバイクを走らせた
ピーター
ピーター
ある若者
ピーター
ある若者
バイクはトンネルに入った
ピーター
ある若者
と、若者は気のない返事をした
ピーター
ピーター
ピーター
ある若者
ピーター
ピーター
トンネルの中は、音が反響して自分の声もよく聞こえない
返事も聞こえなくなったのでピーターは黙ってバイクを走らせた
しばらくすると、川の北の出口に出た
ピーター
そう言いながらかたごしに振り返って、ピーターはギョッとした
あの若者がいない⁉️
ピーター
ピーター
ピーターは慌ててバイクをUターンしてトンネルに入った
トンネルの中は一方通行だけどゆっくり行けば大丈夫だろう
あの若者がケガでもしていたら大変だ
ピーターは若者を探しながらはしったが、歩いてる人も倒れている人もいない
ピーター
ピーター
ピーターは首を傾げながらもUターンして仕事場へ向かった
もう一度トンネルを通ったがやっぱり革のつなぎをきた少年は居なかった
次の日、どうしても気になってピーターはストラトフォードへ出かけた
若者が言っていたことを頼りにして家を探し当てた
ピーター
バイクを止めてベルを鳴らすと中年の女の人が出てきた
女性
ピーター
女性
ピーター
ピーター
女性
ピーター
すると女性は顔をくもらせた
女性
女性
女性
ピーターはびっくりして何も言えなかった
女性
女性
女性
ピーター