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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

「どうなの。俺の事。」

そう問いかけられた声は、 酷く優しい声だった。

どうだろうね〜、、

私もよく、分からないなぁ。

木葉秋紀

そーかそーか。笑

ごめんね。

ほんの数ヶ月前ならば 「ごめんなさい、無理です」 の二言で済んだだろうに、

なんで今になって、悩んで、 相手にこんな顔させなくちゃならないんだろう。

木葉。お願いだから、
そんな泣きそうな顔しないで。

木葉秋紀

…そんな顔してねーよ。笑、、

私にはそう見えてる。

辛いのはお互い様で。 でも私にも理由があって、

そうだ木葉。

最後に、海。海に連れてってよ。

木葉秋紀

海、か。

木葉秋紀

いいよ

最後なんて言葉。 使いたくなかった。

ざぶぅん、 ざぶぅん、

この波の音好きなんだよね。

定期的にざぶぅん、 と波を打つ青い海

時折大きい波を打って 呑み込まれそうになる。

水平線、綺麗だね。

木葉秋紀

うん。そうだな。

浜辺に立つ私を見て彼は 儚いな、と呟いた。

わたしは眼を瞑って、 海の匂いを嗅いだ。

海特有の波の音、 そして、潮の匂い

木葉秋紀

好きだなぁ…。

何が、?…笑

その先の応えは 「ううん。何でもない」 で返された

ぎゅうッ…。

木葉秋紀

今だけ、許して、
後でぶん殴ってもいいから。

余命一ヶ月 という言葉を背負ってきた私。 だけど、

そんな事しない。
ありがとう。

告白の答えなんてないけど、

嬉しいよ

君が抱き締めてくれた。 そしたら言葉の重みが消えて、 その一瞬だけ、

人魚姫が泡になって時が 動かないままのように、 言葉の重みが泡のように 消え去ったように見えた。

木葉秋紀

そうか笑
良かった

木葉秋紀

良かっ…た泣、笑

木葉秋紀

もう
このままだったら
良いのになぁ…笑、

電池が切れて、 時計が動かなくなった時、 その時は時間を忘れて 思いっきり楽しむんだ。

あーあ!!木葉の綺麗な顔がぐしゃぐしゃだよ!?

木葉秋紀

うるせー笑!!

そして私はもう一回、 眼を瞑って、今度は、 色んな匂いを嗅いだ

短編集__。𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍

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コメント

6

ユーザー

よきよきっ

ユーザー

時間が出来たので少し雑談程度の夢小説。

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