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住一
そっか、しょうが恋かあ～
引田翔一
悪かったな
引田翔一
そんな茶化すなよ
住一
そんなんじゃないって！
住一
俺はすごく嬉しいんだよ
住一
お前がここまで昔のお前に戻ってくれたことが
引田翔一
相変わらず、すみは父親みたいだな
引田翔一
少し鳥肌が………
住一
キモチワルイって言いたいのか？
住一
パパは悲しいぞ(笑)
引田翔一
誰がパパだ？
引田翔一
マジでキモいから
そのキャラやめろ(笑)
そのキャラやめろ(笑)
住一
わかった
引田翔一
落ち込むな(笑)
引田翔一
お前には本当感謝してる
引田翔一
ありがとう
住一
初デートなら食べてばかりじゃなくてしっかりそういう所行けよ
引田翔一
それは俺じゃなくて牧屋さんに言ってくれ(笑)
引田翔一
まあ二人してどこ行こうかなんて思いつかなかったのは言うまでもないけどね
住一
言ってるけどな！(笑)
住一
そーいえば、いりなが心配してたぞ
住一
牧屋に何かあったら
住一
たとえお前でも許さんだと
引田翔一
まるで向こうは母親だな(笑)
引田翔一
お前もいりなも似てるよな
引田翔一
役割的に
住一
そーだな
住一
でもあいつは怒らしたらこわいからな………
引田翔一
怒らせたことあるのか？
住一
それは、言えん
住一
恐怖の大魔王みたいな………
住一
とにかく、そういうことらしいから
住一
気を付けろよ
引田翔一
はいはい
住一
はいは一回！
引田翔一
はーい
すみは変わらず、俺をサポートしてくれる。
それが罪悪感からなのか、 なんなのかはわからない。
本人に確かめることはできない。
あいつの人生を半分背負っている気がしてしまう。
もう、俺のことは置いて 楽に生きてほしいのに
あいつはそんなこと言うと また怒るのかな
住一(１年位前)
お前………
住一(１年位前)
おばさんから、しょうが部屋からいなくなったって電話があって心配して探したんだぞ
引田翔一(１年位前)
………
住一(１年位前)
頼むから、俺を後悔させないでくれ
住一(１年位前)
これ以上………
引田翔一(１年位前)
すみは………
引田翔一(１年位前)
すみはどうしていつもそんなに優しいの？
引田翔一(１年位前)
すみはもっと自分自身のために時間使いなよ
住一(１年位前)
はっ？
引田翔一(１年位前)
あの日のこと、まだ自分のせいだって思ってるの？
引田翔一(１年位前)
それで俺に気を使っ
バシッ
翔の左頬を住一は軽くたたいた
住一(１年位前)
一緒の高校に行く
住一(１年位前)
約束したろ？
住一(１年位前)
俺はお前と一緒の高校に行きたいんだ
住一(１年位前)
それ以外の理由はない
住一(１年位前)
約束を破りたくないんだよ
住一(１年位前)
頼むから、それまで死ぬの我慢してくれ
引田翔一(１年位前)
………すみ………
引田翔一(１年位前)
なんか、勘違いしてる？
引田翔一(１年位前)
俺はただ、景色見てただけなんだけど
住一(１年位前)
えっ？
引田翔一(１年位前)
一緒に高校行こうって言ったあの日からそんなこともう考えてないよ
引田翔一(１年位前)
ここからの景色好きだから
見に来ただけだよ
見に来ただけだよ
住一(１年位前)
先に言えよ
すみ、俺は今日絶対 言うよ。
牧屋ふみ
おはよー、お待たせ！
引田翔一
おはよ！俺も今さっき来たところだよ！
引田翔一
行こ？
牧屋ふみ
うん
彼女に全部打ち明けて、 彼女に告白する。
駄目でもいい。
すみの今までくれたもの
今度は俺が返すから。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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