テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

スメールに住めーる？？

第9話 - 第8話　青い睡蓮花

2024年05月20日

#原神夢小説

#原神

#初投稿

#いいね

#よろしくお願いします

ツカサ

ニィロウ

ズバイルさん！

シェイクズバイル

ニィロウか！どうしたんだい？

ニィロウ

今からでも演目のオーデション、できますか？！

シェイクズバイル

ニィロウ？何を言っているんだい？

あなた

クローシさんの代打、今からでも間に合いますか？！

シェイクズバイル

君は一体…？

現実世界…

私は、演劇をやっていたんだ。

あなた

私は泉の踊り子。

あなた

だから、誰が何を言おうと私は、踊り続けるから。

私の劇団はとても小さかったけど、脚本はとても好きだった。

昔から見てきた劇の主演を任された時はとても嬉しかった。

演出家

おつかれ！今日も良かったよ！

あなた

ありがとうございます！

シェイクズバイル

驚いたよ…こんなにも演劇のできる子を雇ってくるなんて。

ニィロウ

す、すすすす、すごい！！

あなた

普段私は演劇をやっていて…

コレイ

す、すごいな…

カーヴェ

僕の母親に紹介してもらって以前、フォンテーヌ一の人気者の舞台を見に行ったんだ。

カーヴェ

見劣りしないくらいいい演技だったぞ？！

カーヴェ

フォンテーヌに行ったら一発スカウトが来るんじゃないか？！

あなた

それは言い過ぎじゃ…

シェイクズバイル

いいや、君みたいな人材はなかなかいない！

シェイクズバイル

むしろズバイルシアターには勿体無いくらいだ！

ニィロウ

貴方と一緒に舞台に立てるなんて、楽しみ！

あなた

言い出した割に緊張してきた。。

コレイ

お、お前の演技、早く見たいぞ！

あなた

がんばるね！

ティナリ

さて、もうそろそろ時間だ。

ティナリ

僕たちは席を取っておくよ。

カーヴェ

それじゃ、頑張ってくれ！

あなた

はい！

公演が始まった。

あたりは拍手に包まれる。

あなた

今日は花神誕日。

あなた

スメールにきたらこれは行っておきたいお祭りだ！

ニィロウ

あなたも花神誕日を楽しみにしてきたの？

あなた

はい！

ニィロウ

もしよかったら一緒にどうかな？

こうして二人は花神誕日を共にすることにした。

あなた

ん？これは？普段市場では揃わないものばかりじゃない？

商人

よってらっしゃいみてらっしゃい！

ニィロウ

あの、ハフト・スィーンの食材ありますか？

商人

それなら、あるよ！

ニィロウ

一般的によく見られるのが、ルッカデヴァタダケ、サウマラタ蓮、ローズ、夕暮れの実、カルパラタ蓮、ハッラの実、サイトゥン桃な取って言われてるの。

ニィロウ

これらは、草の国の神々の持つ七つ美徳を象徴してるって言われてるんだ！

あなた

そうなんですね！

あなた

では炎の国のお祭りだったら焼き鳥、焼き肉団子、ステーキとかばっかになるんじゃないかな…？

ニィロウ

そういうわけではないと思うよ。

あたりは笑いに包まれた。

ニィロウ

次は、これ！

ニィロウ

錬金占いだよ！

あなた

錬金占い？？

ニィロウ

これは万物は互いに関係し合っていて、すべてのものが「運命」を指し示すことができるそうなんだって！
これもある種の古代の知恵なのかもしれないね！

あなた

試しにやってみよう！

占い師

ううん…。

占い師

月が見える…これは「虚幻」と「嘘」を意味しているんだ。

あなた

なんだか不穏じゃ…？

占い師

確かにそうかもしれない。

占い師

だけど、自分の直感をじ、心の中の恐怖を克服すれば、太陽は必ずや昇るだろう。

ニィロウ

なるほど……運命は表面を見せてくれるだけで、「結末」を迎えるには自分を頼らないといけないのかもね。

ニィロウ

ふふっ、ありがとう、参考になったよ！

あなた

絶対あの人エセ占い師だよ。

ニィロウ

どうして？

あなた

結果を見る時、本を見てたもん！！

あなた

絶対わかってない。

笑いに包まれる。

花の騎士ファーリス

やぁ！兵士諸君！

花の騎士ファーリス

花の騎士ファーリスの名において、偉大なる花神誕日に貢献したことを称えよう。

あなた

花の騎士ファーリスって？

ニィロウ

花の騎士ファーリスも花神誕祭を象徴するものなの。昔はフロート車に花の騎士を演じる人が座っていて、子供たちから大人気なんだ！

花の騎士ファーリス

ヤルダーキャンディはいかがですか？これも祭りの目玉みたいなものでして、ちょうどキャンディの箱をいくつか用意してあるんです。どうぞ選んでみてください。

ニィロウ

ファーリスさん！いいんですか？

花の騎士ファーリス

もちろんだとも。

花の騎士ファーリス

さあ君も、この五つの中から選んでみて！

ニィロウ

私は夕暮れの実味のキャンディーが食べたいかも！

あなた

それじゃあ4番！

花の騎士ファーリス

お、ずいぶん自信がある様だね。

花の騎士ファーリス

すごい、正解だよ。

あなた

我ながら運がありますなぁ。

ニィロウ

それじゃあ、最後はあそこかな！

あなた

あそこ…？

ニィロウ

最後は優雅なダンス。花神の舞だよ。

ニィロウ

花神誕日は、その拍手と祝福の中で終わりを迎える！

ニィロウ

ここは花神の舞を披露するところなんだ！

あなた

それなら私も知ってる！一度は見たかったんだ！！

あなた

貴方も花神の舞を見れるのが楽しみなんだね！

ニィロウ

実は…最後の舞を踊るのは私なの。

あなた

え？！

ニィロウ

隠しててごめんなさい。

ニィロウ

でも、貴方に見て欲しい！

すると、足音がした。

とある学者

お前達。

ニィロウ

貴方は…

とある学者

芸術…ダンス。この知恵と理性の国で、こんなにも薄っぺらく、意味のないものを追い求めるのか？

ニィロウ

花神様が我々の神に舞を捧げたように、神も芸術を蔑ろにすることはないはず！

とある学者

お前のような学のないやつに、この私と議論する資格があると思っているのか？今お前がすべきことは、一刻も早くこの馬鹿げた舞台を撤去することだ。

あなた

ちょっと、酷すぎない？？

あなた

私は、花神の舞を楽しみにして来たのに。

とある学者

これ以上ここで何かするというのなら、花神誕祭の関係者全員を処罰することになる。

ニィロウ

ごめんなさい。

ニィロウ

楽しみにしててくれたのに、止められちゃった。

あなた

大丈夫？

あなた

どこか別の場所に行って、見つからないように続けよう。

あなた

あっ、でもお客さんにどうお知らせしたらいいんだろう・・・

ニィロウ

わたしはね…花神の舞をずっと踊りたかった。

あなた

なら、なおさら、今回の花神誕祭はあなたにとってとても大事なものだよね。

ニィロウ

そうだけど…

ニィロウ

私のために、そんなことしなくていいのに。。。

あなた

ちがうよ、私が助けたいと思うのは