哲哉
すまんかったって…
哲哉
なんでまた急に…
燐
だって…
燐
お前も苦しかった筈なのに
燐
それに全く気づかないで
燐
ずっと俺自身の心配してたからさ
燐
だから…
燐
お前にもう少し気ぃ配りゃ良かった…
哲哉
哲哉
そういう事か
哲哉
…別に構わない
燐
てっちゃん…!
哲哉
哲哉
それに
哲哉
お前に振り回されてるのには慣れてる
燐
うっ…
愛花梨
ま、まぁ…
愛花梨
哲哉くんが無事なら良かったよ…
愛花梨
連絡…ずっと……
愛花梨
取れなかったし……
愛花梨
私…哲哉くんに…
愛花梨
何かあったのかな……って……
愛花梨
ずっと……ずっと……!
愛花梨
心配……してたんだから……!
哲哉
あ、愛花梨…
燐
……愛花梨はな
燐
お前の連絡が急に途絶えて
燐
嫌な予感がするって駆けつけてくれたんだよ
燐
そしたら俺に襲いかかってるお前を見て
燐
思わず塩をぶつけたんだよ
燐
俺にも飛び火が来て焦ったぜ…
愛花梨
ぐすっ……
愛花梨
だって…だってぇ……!
哲哉
そっそれについては…
哲哉
俺からも…言わせてくれ…!
哲哉
………という事なんだ
愛花梨
連絡…取りたくても取れなかったんだ…
哲哉
そうなんだ
哲哉
だから…悪かった
愛花梨
うぅ……許さないよ………
愛花梨
………でも…ぐすっ…
愛花梨
無事で……良かったよぅ……!
哲哉
愛花梨…
哲哉
本当に悪かったから
哲哉
泣き止めって、な?
愛花梨
うぅ……哲哉くんのバカぁ……!
燐
燐
…まっ
燐
まあまあ…!
燐
今日はもう遅いし
燐
てっちゃんも正気に戻ったし
燐
今は愛花梨も居るし
燐
今日はこのまま寝ようぜ!
燐
流石にあんな事はもう起きねえだろ!
燐
…多分!
愛花梨
………うん
愛花梨
なんだか……ごめんね?
愛花梨
気を使わせちゃって……
燐
良いって事よ!
哲哉
俺も、今は全く動けないから
哲哉
休ませてもらう
燐
おう
燐
お前はそうしとけ
愛花梨
じゃあ…私は…
燐
確かこことは違う部屋に
燐
てっちゃん用に用意した布団があるから
燐
そこで寝てくれ
愛花梨
愛花梨
良いの?
愛花梨
でも、燐くんは…?
燐
大丈夫!
燐
俺は床で寝るから
愛花梨
本当?
愛花梨
じゃあ、布団借りるね
愛花梨
(体…痛くならないのかな…?)
燐
それに、ここで寝といたほうが
燐
てっちゃんの異変にもいち早く気付けるしな
燐
今は寝てるが
燐
またあんな風になっちまったら
燐
今度は止められるか分かんねえ
愛花梨
見張りでもあるんだね
愛花梨
愛花梨
ねえ、燐くん
燐
んあ?
燐
どうした?
愛花梨
さっき、気絶した哲哉くん運んでたとき
愛花梨
気になったことがあったの
燐
気になったこと?
愛花梨
うん
愛花梨
それはね…
燐
元和室?
燐
この廊下が?
愛花梨
うん
愛花梨
最初見たとき
愛花梨
廊下にしてはなんか広いし
愛花梨
何かが置かれてたような痕跡があったの
燐
はあ
愛花梨
それに、この障子と扉がね
愛花梨
不自然だなって思っちゃって…
燐
まあ、俺は此処に住んでるし
燐
今は何の違和感もなく過ごしてるけど
燐
冷静に考えてだいぶ異質だよな
愛花梨
うん
愛花梨
それに、この掛け軸…
愛花梨
今は半分しかないけど
愛花梨
ずっとここに飾られてる
愛花梨
まるで最初から此処にあったみたいに…
燐
ずっと…?
燐
(そう言えば…)
数日前
哲哉
中は結構綺麗だな
愛花梨
そうだね
愛花梨
これが事故物件だって信じられない
燐
まあ
燐
何回もリフォームされてるし
燐
そう思うのも無理ねーわ
燐
燐
そういや…
燐
大家さんはリフォームしたとは言ってたが
燐
一部は出来なかったって言ってたな
燐
(じゃあ…)
燐
(その一部がこの廊下だったってことか…?)
To Be Continued…






