〈君〉が「俺」を忘れた嘘のような日々

次の日

通ったら思い出してしまう それが怖い

ｶﾞｯ（ｺｹﾙ

五色に会いに行く前に 怪我しないように…しないとな、

549…ほぼ語呂合わせみたいだな…、?

五色ｯ…、起きてるか、? それと…俺の事 覚えてるか…?

内心ずっと心臓が鼓動して頭に響く 来る前ずっとうるさかった それだけ、俺はビビってる 五色は俺のことを覚えてくれているのか 意識をずっと失ったままでいないのか そういう部分でものすごく、不安だった。

それでも、俺は会わなければいけない あの時1番身近にいた俺は絶対に

ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾗﾗ…

この時まで俺は不安だった、怖かった だからずっと下を見ることしか出来なかった 俺は勇気がでなかった でも、声が聞こえた

俺は、挨拶することしかできなかった それしか声がでなかった

この言葉を聞いて 俺のせいだって心に刺さるように 浮かんできた 呼吸は少し詰まるようにしか できなかった

慣れない コイツの言葉遣いに まるで違う誰かを見てる、会ってるように 感じでしまう そんな自分が嫌だった

･･･

覚えてるかっていう話

わからないです

上手く話すことができない 何を話せばいいのか浮かんでこない

なんの部活に入ってたかは分かんないんです…

･･･

この質問に俺は言葉がつっかえた ここで嘘をついて付き合っても…とか思った。

でも流石に嘘をつくのは後でしんどくなる だから、本当の事を教えることしか出来なかった

そうする他…なかったから

コイツは俺がこの質問に答えた後 少し悲しそうな顔をした 鼓動がドクンと大きく鳴った うるさい程

なんで、そんな顔をするのか俺は不思議になった 両片思いかと思ったけど 思い上がっても何も変わらない だからそんなこと 考えないようにした

ﾆｺｯ

その笑顔に俺はまた心打たれた 胸が苦しくなるほどに また、この恋を拗らせてしまう

この大きな声も俺の事を魅了させるようだった

それでも、俺は良かったと思う 初めは記憶が無いってはっきり分かって 上手く言葉を交わすことが出来なかったけれど 心を許すように明るく五色は 話してくれたおかげで俺も上手く話せた 五色に、助けて貰ってばっかりだった これからは、俺が助けていけたらな

210タップお疲れ様です🥰 今回五色と白布、 いっぱい話できたみたいで良かったですね☺️ 次回は白布の恋について書こうと思いますꉂ🤭 いつ白布は五色に恋をして今に至るのか！ 気になりますねꉂ🤗 next ▹▸ ♡ × 10 💕