TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

高杉

おい、恋夏。

高杉

言っとくけどさっきの、マジだからな。

恋夏

……え?

高杉

ククッ、さっきのだよ。教室で言ったこと。俺、お前のこと好きだっつったろ。もう、忘れたのか??

恋夏

……やめてよ、晋助

高杉

はぁ??なんでだよ。

恋夏

先生の前であんなこと……。それに、私は……

高杉

先生が好き、なんだろ?

高杉

昔は俺のあと、くっついて歩いてきたくせに。
泣けば“晋助”って呼んで、俺の手握ってきたくせにさ。

高杉

変わっちまったもんだよな

恋夏

それは……昔の話。今は違うじゃない

高杉

じゃあ、今は? 恋夏は、俺のこと、ただの幼馴染って思ってんのか?

恋夏

晋助の阿呆

高杉

は??

恋夏

幼馴染のくせに。私の全部知ってるくせに。
弱いとこ、泣き顔、好きなもの、ぜんぶ知ってるくせに……

高杉

ククッ……だから、負けるつもりなんかねぇよ。

恋夏

えっ、ちょ晋助、何いってーー

高杉

例え惚れた相手が先生でも、将来約束されてても――
俺は、俺だけを見させてやる。俺なりのやり方でな

高杉

お前が小学校のころ、コレ無くしてたよな??……捨てられなかった。これも、今のお前も。

高杉

なあ、恋夏。たまには俺と一緒に帰れよ。

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚