さな
ゆうと
さな
ゆうと
ゆうと
さな
さな
ゆうと
さな
ゆうと
ゆうと
さな
さな
ゆうと
4年付き合ってた彼女に振られた
そろそろ結婚も考えてた矢先に。
別れたことのショックが大きすぎて、俺は毎日夜遅くまで仕事に明け暮れた
仕事に夢中になれば、彼女の事を忘れられると思った
けど、付き合ってた4年間は大きくてなかなか前に進めない日々を送った
しばらく、バリバリ仕事をこなして同僚の中ではトップに上り詰めるほどの成績を残していた
同僚
ゆうと
同僚
同僚
同僚
ゆうと
ゆうと
プルルルルルル
ゆうと
その後も何日かあけてその非通知から電話がかかってくるようになった
さすがにしつこいので、電話に出て一言文句を言ってやろうと思った
プルルルルルル
ゆうと
ゆうと
妹
ゆうと
妹
ゆうと
妹
妹
妹
妹さんの話によると、彼女は俺と別れた直後に入院していたらしい
彼女は白血病だった
検査をするために大きな病院に入院しなければならず、その事で俺と別れたのではと言われた
俺は彼女に会いに行った
病室の窓から見えた彼女の姿は、痩せ細っていて本当に小さく見えた
俺は病院だという事を忘れて彼女に向かって叫んだ
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
さな
彼女は、なぜ俺がここにいるのか分からないようだった
少し驚いた顔をしていたが、すぐにそっぽを向いてしまった
俺は、この後に及んでまだ意地を張り続ける彼女が愛おしくて、その場に崩れ落ちて泣いた
そのあとも、俺は毎日のように彼女に会いに行った
ゆうと
さな
彼女は俺と目を合わそうとしない
手術の日、俺は会社を休んで彼女のもとに駆けつけた
ゆうと
さな
手術は無事成功
俺は覚悟を決めて彼女にプレゼントを持って会いに行った
世間で言ういわゆる給料3ヶ月分ていうやつだ
ゆうと
さな
ゆうと
ゆうと
さな
さな
彼女は肩を震わせていた
ゆうと
さな
ゆうと
さな
ゆうと
ゆうと
さな
さな
俺は彼女を強く抱きしめた
これ以上にないくらい泣いて抱きしめた
あれから3年
俺は嫁さんに尻に敷かれている
彼女は身体はあまり強くないけど、頑張って生きている
子供にも恵まれた
毎日を大切に生きていこう。