*あらすじに記載された ”注意事項” に必ず目を通して下さい
z視点
腹の虫をおさめるために食堂へと案内されたが、相変わらず広々としている。 俺達以外にも一般兵達が腹を満たしにここに集っており、ガヤガヤと賑わっていた。
それに厨房にはベテランらしき料理人が何十人いるため、空腹の人を一人も出さないという一般兵に負けない程の強い意志を感じた。
食堂にしては活気もあって、綺麗に清掃もされているのか床なども綺麗だ。 トントンから色々説明を受けている最中、次いでに一緒に来ていた人物の名前も教えて貰った。
度の高い眼鏡をかけて片方に長い前髪が垂れている男は、”鬱先生”というようだ。アイロンもされていないヨレヨレのスーツを着ており、服からは煙草の匂いが漂って鼻をつまみたくなる。
トントン曰く、実力そんなに無いようでハッキリ言って弱いと断言していた。
z
だが俺を押さえ付けていた男の一人であると覚えているため、人並みの力はある様子だ。 寧ろあんな力があっても尚弱いと断言されては、ここにいる奴は化け物しかいない事になる。
そんなトントンの軽口に鬱先生はヘラヘラと笑いながら、俺と一緒にメニュー表を眺めていた。 二人の様子からして、軽口を言い合うのはいつもの事なのだろう。
メニュー表に並ぶ品数はかなり種類が豊富で、選ぶのについ迷ってしまう。 しかも必要な栄養を考えて料理されているようで、流石だなと感心してしまった。
tn
とりあえず、二人からオススメされたメニューを全てお願いした。 数分にして料理は完成し、机の上には大量の品が並べられた。見ているだけで涎が垂れそうで、俺は早く食べたいとウズウズしていた。
二人から残したら怒られるぞ、と助言されたが俺は特別食に細い訳では無いので食べ切れる自信しかない。
それに三日程まともな食生活を取っていなかったため空腹の限界がきていた所だ。 いただきますと言った瞬間、俺は目の前におる食べ物に食らいついた。
tn
tn
ut
口いっぱいに食べ物を頬張り、俺はご飯を味わっていた。 特別美味しい訳ではなく、どちらかと言うと味は普通だ。
なのにいつもより美味しいと感じて、箸がどんどんと進んでいく。
tn
ut
第5話‐終
コメント
2件
ゾムかわいいッ!! 頬張ってる姿が容易に出てくるわw