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side.優花
優花
ぼんやりと2人で空を見上げていたら、かなり時間がたったらしい
さっきまで流れていたリレー特有の軽快な音楽も止まり、生徒の声が少し聞こえてくる
黒輝
優花
黒輝
優花
黒輝が立ち上がって、前へ進む
少し進んだところで、声がした
震えてて、弱々しい声
水
主
主
優花
優花
それは、主と水くんが結ばれた瞬間だった
優花
黒輝を振り返ったとき、思い出した
黒輝
今まで見てきたなかで、一番辛そうな黒輝の顔
そっか、黒輝は主が好きだったね
優花
黒輝
気が付いたら、名前を読んでいた
黒輝は返事をしたけれど、目線は主に注がれている
あ゛ぁ゛……悔しいなぁ…
なんで、黒輝は主が好きなの?
私より、何が良かった?
私は、何で負けた?
あの優しさ?ユーモア?顔?身長?
きっとどれも違うんだろうなぁ…
黒輝が好きになったのは、「優しい子」でも、「面白い子」でもなんでもなくて
「主」っていう、一人の女の子なんだろうなぁ、
優花
それが分かると、より苦しくなるのがわかった、
黒輝
優花
黒輝
言ってしまった
言わなければ友達のままでいられて
言ってしまえば、もうただの友達には戻れない
分かってる、分かってるからきっと、涙がこんなにも込み上げてくるんだ
でも、言わずにはいられなかった
あ゛ぁ……何をしてるんだ私は
死にたい死にたい死にたい…
消えたい消えたい消えたい
黒輝
なんで黙っているの?
振ってよ、
振るなら振って…
黒輝
優花
黒輝
黒輝
黒輝
優花
黒輝
黒輝
黒輝
黒輝
黒輝が頭を下げた
よく、わからない
なにが……どういう、
黒輝、気付いてたんだ
なんか、はず……
でも、なんかスッキリしたな~~
黒輝
頭をあげた黒輝が、腕をこっちに伸ばしてくる
黒輝
黒輝は私の頬に触れた
黒輝の指が触れ、肌の湿りに気付く
いつから泣いていたんだろう
優花
黒輝
優しい、その声が大好きだ
高身長な私よりも大きい、その身長も大好きだ
その目も、口も眉毛も手も足もなにもかも
大好きだ
優花
優花
side.黒輝
優花
俺よりもちょっと小さい身長
優花をかわいいって、ちゃんと思ったことは、正直なかった
黒輝
目元に残った1滴の涙が太陽の光を反射して、眩しくて
黒輝
俺は優花を直視できなかった
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