Nakamu
母屋にNakamuの声が響き渡り
俺とスマイルは耳を塞ぐ
きんとき
別にそんな大したことじゃない
恩返しのために、ここに働く
ただそれだけのことだ
Nakamu
あぶなかろうと
ずっと母屋にいるのも申し訳ないし
店で何か手伝えるなら手伝いたい
そう思い、開店前に聞いてみれば
売り子ならいいんじゃないか
そうペいんとさんに言われた
別に客の相手するわけじゃないし
店側の売り子なら危なくない、と
橋先には違う先輩がいるし大丈夫、と
その事をNakamuに話し…今に至る
Nakamu
Nakamu
そう言って俺の膝の上で寝転がる彼は
まるでちっちゃい子供のようで
サラサラとした茶髪を撫でながら
きんとき
きんとき
そう言っても膝からどく気はないらしい
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
下からじーっと眺めるNakamuは
大きな水色の瞳を揺らして言った
俺がその顔に弱いのを知っていて
でも
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
何もしないままいさせてもらうのは
流石に申し訳ないし
らっだぁさんが言ってくれたものの
店の人たちからしたら、急にきた子供
何もしないくせに、どうしてって
反感なんかかいたくないし
だから働くべきだと思う
暇を持て余していたところだ
ちょうどいいだろう
もちろん、これは俺自身のこと
2人は休んでもらっていい
俺がなんとか…
Nakamu
Nakamu
呆れたような、やれやれと言った感じで
少し困った顔をして微笑む彼
スマイル
スマイル
そう困り果てた顔をしたスマイルが
躊躇うようにおずおずと声を出した
不安だから、なんだろうな
夜の街に手を出して働くんだ
いくら一緒にいても不安は不安
別に…俺だけでいいのに…
無理にすることもないのに…
きんとき
言えば、分かりやすく眉間に皺をよせる
スマイル
なるほど
常々思う、スマイルは寂しがり屋だと
そして俺らが大好きだと
next_♡2500
またサボった…すいません
コメント
5件
めっちゃ最高です!!! こういう話、凄い好きです…!!✨ 続き楽しみにしてます!!
サボることも重要です👍