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Nakamu

はぁぁぁあ⁉︎働くことにしたぁぁ⁉︎

母屋にNakamuの声が響き渡り

俺とスマイルは耳を塞ぐ

きんとき

そんな大きな声出さなくても…w

別にそんな大したことじゃない

恩返しのために、ここに働く

ただそれだけのことだ

Nakamu

きんとき何言ってんの⁉︎危なすぎる!

あぶなかろうと

ずっと母屋にいるのも申し訳ないし

店で何か手伝えるなら手伝いたい

そう思い、開店前に聞いてみれば

売り子ならいいんじゃないか

そうペいんとさんに言われた

別に客の相手するわけじゃないし

店側の売り子なら危なくない、と

橋先には違う先輩がいるし大丈夫、と

その事をNakamuに話し…今に至る

Nakamu

きんとき〜危ないよ…やめなよぉー

Nakamu

きんときが穢れちゃう…

そう言って俺の膝の上で寝転がる彼は

まるでちっちゃい子供のようで

サラサラとした茶髪を撫でながら

きんとき

大丈夫だよ、危なくない

きんとき

危なくなったらちゃんと逃げるからさ

そう言っても膝からどく気はないらしい

Nakamu

だって…だって

Nakamu

きんときが行っちゃったら………

Nakamu

もう膝枕してもらえなくなっちゃう!

きんとき

いやそこ?w

Nakamu

俺にとっては重要なのー…大事なのー

Nakamu

ねー…やめよ?ね?

下からじーっと眺めるNakamuは

大きな水色の瞳を揺らして言った

俺がその顔に弱いのを知っていて

でも

きんとき

ごめん…もう、話つけてきた

きんとき

お世話になってるし、何かしないと

Nakamu

いやだからって…

きんとき

何もしないのはだめでしょ

何もしないままいさせてもらうのは

流石に申し訳ないし

らっだぁさんが言ってくれたものの

店の人たちからしたら、急にきた子供

何もしないくせに、どうしてって

反感なんかかいたくないし

だから働くべきだと思う

暇を持て余していたところだ

ちょうどいいだろう

もちろん、これは俺自身のこと

2人は休んでもらっていい

俺がなんとか…

Nakamu

きんときが働くならさ、

Nakamu

ズッ友の俺は一緒に働くだろー!

呆れたような、やれやれと言った感じで

少し困った顔をして微笑む彼

スマイル

うぇッ…

スマイル

じゃあ…俺、も…

そう困り果てた顔をしたスマイルが

躊躇うようにおずおずと声を出した

不安だから、なんだろうな

夜の街に手を出して働くんだ

いくら一緒にいても不安は不安

別に…俺だけでいいのに…

無理にすることもないのに…

きんとき

別に…残ってもいいんだよ?

言えば、分かりやすく眉間に皺をよせる

スマイル

…2人が行くのに俺だけ残るのは、違う

なるほど

常々思う、スマイルは寂しがり屋だと

そして俺らが大好きだと

next_♡2500

またサボった…すいません

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