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第3教棟3階 廊下
陽乃 茲
陽乃 茲
茲は息を切らしながら廊下を走っていた
陽乃 茲
陽乃 茲
陽乃 茲
茲はとりあえず目の前にあった教室の扉をそっと開ける
第3教棟3階 美術室
澪 来斗
澪 来斗
美術室には来斗が座っていた
陽乃 茲
陽乃 茲
澪 来斗
澪 来斗
陽乃 茲
澪 来斗
陽乃 茲
そこにハムちゃんが茲の肩に乗っかる
澪 来斗
陽乃 茲
陽乃 茲
陽乃 茲
茲は来斗の姿に目に入る
大量の赤い液体が来斗の服を汚していたからだ
澪 来斗
陽乃 茲
陽乃 茲
澪 来斗
澪 来斗
来斗は包丁を持つ
陽乃 茲
陽乃 茲
澪 来斗
来斗は狂気に満ちた笑みをしながら茲に襲い掛かる
陽乃 茲
茲は咄嗟に身体を小さくする
ｸﾞｻｯｸﾞｻｯｸﾞｻｯ
何回も何回も包丁が切り裂くグロい音が聞こえる
しかし、生臭い匂いはするが痛みは伝わってこない
なぜなら
陽乃 茲
澪 来斗
星得 晃生
隠れていた晃生が突然現れて茲を庇ったからだ
星得 晃生
澪 来斗
来斗はお構い無しに包丁を突き付ける
ｸﾞｻｯｸﾞｻｯｸﾞｻｯ
星得 晃生
星得 晃生
晃生は吐血してもその場から動かない
澪 来斗
澪 来斗
陽乃 茲
陽乃 茲
気付けば体が勝手に来斗の方へ向かっていた
澪 来斗
陽乃 茲
星得 晃生
茲は来斗に突き飛ばされ、絵画の下敷きになる
星得 晃生
澪 来斗
ｸﾞｻｯｸﾞｻｯｸﾞｻｯ
星得 晃生
あまりの痛みと熱で晃生がひざまつく
陽乃 茲
澪 来斗
澪 来斗
来斗が包丁を振り上げる
陽乃 茲
星得 晃生
そして────
バーン！
澪 来斗
陽乃 茲
銃声が聞こえた
来斗が振り上げていた包丁を落とす
そして晃生に覆い被さるように倒れる
慶田 紫里
陽乃 茲
目の前には慶田先生が泣きながら拳銃を構えていた
バンバンバーン！
幾つもの銃弾が来斗の体に練り込む
それっきり来斗は動かなくなった
慶田 紫里
慶田 紫里
慶田 紫里
慶田先生は晃生に銃声を向ける
慶田先生は絵画の下敷きになっている茲に気付いていない
星得 晃生
陽乃 茲
バーン！
晃生のトドメは銃弾だった
慶田 紫里
慶田 紫里
慶田 紫里
慶田先生は最後まで泣きながらその場から去っていった
陽乃 茲
すぐさま晃生に近寄る
晃生に覆い被さった来斗を退け、晃生を揺さぶる
陽乃 茲
星得 晃生
陽乃 茲
陽乃 茲
星得 晃生
陽乃 茲
星得 晃生
星得 晃生
陽乃 茲
星得 晃生
陽乃 茲
陽乃 茲
突然の告白に目を見開く
星得 晃生
陽乃 茲
星得 晃生
陽乃 茲
陽乃 茲
いつの間にか茲は涙を溜めていた
陽乃 茲
陽乃 茲
陽乃 茲
陽乃 茲
星得 晃生
星得 晃生
その掛け声にハムちゃんが晃生のそばに駆け寄る
星得 晃生
星得 晃生
星得 晃生
星得 晃生
陽乃 茲
陽乃 茲
星得 晃生
その言葉を最後に晃生はゆっくりと目を閉じた
息はしておらず頬は冷たかった
陽乃 茲
陽乃 茲
そう1人取り残された茲が呟いたのち
陽乃 茲
耐えきれず溜めていた涙が溢れてしまった
第2教棟1階 廊下
神風 輪廻
神風 輪廻
榛原 切彦
神風 輪廻
榛原 切彦
榛原 切彦
神風 輪廻
神風 輪廻
榛原 切彦
神風 輪廻
榛原先生は耳を傾ける
そして神風先生からアドバイス的な何かを知る
榛原 切彦
榛原 切彦
神風 輪廻
神風 輪廻
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