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6年前
黒崎蓮斗 中学一年生の春
父
母
父
リビングから聞こえてくる言い合いの声
黒崎 蓮斗(12)
ずっと気づかないふりしてたけど
─うちの家はもう、壊れてる
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
だから心の中で、閉じ込めてた
別の日
黒崎 蓮斗(12)
母
父と母が向き合って座っている
父
黒崎 蓮斗(12)
中学生の俺にでも分かった
この状況で、何を伝えられるか
父
黒崎 蓮斗(12)
いつか、この日が来ると分かっていた
だから、悲しい感情なんてなかった
母
母
母
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
父
黒崎 蓮斗(12)
母
黒崎 蓮斗(12)
声が出なかった
その時から何も信じられなくなった
その後どんな話になったのかも、思い出せない
それから数日後
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子たち
複数の男子たちが群がっている
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
昼休み
教室の隅に1人で弁当箱を広げる
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子たち
クラスの男子がチラチラとこっちを見ている
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
黒崎 蓮斗(12)
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
黒崎先輩の言葉が胸を揺らす
優しいけど、どこか頼りない
こんな黒崎先輩、はじめて
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
黒崎 蓮斗
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
夜風がサラサラと髪を靡かせる
寺本 詩
寺本 詩
好き、先輩が
力強い黒崎先輩の眼差しを感じる
黒崎 蓮斗
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
強く想った、夏空の下
次の日の朝
寺本 詩
寺本 詩
"寺本だけは、俺が唯一信じてみたいって思えたやつ"
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
放課後 部活終わり
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
寺本 詩
黒崎 蓮斗
寺本 詩
寺本 詩
黒崎 蓮斗
黒崎 蓮斗
寺本 詩
寺本 詩
黒崎 蓮斗
寺本 詩
寺本 詩