コメント
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短めのストーリーなのにすごく切ない…
ま?!♡が、1500超えるだと?! 誰が押してくれたかわからないけどありがと!
すごい‥面白い!!
モブ達
とある水泳大会だ
僕はそれを静かに見つめていた
優雅に泳ぐ彼女の姿は 海月のようで
ひらひらと踊るように ステージを舞ってゆく
彼女はその日から 海月姫 と呼ばれるようになった
彼女
僕
彼女
僕
彼女
そんなふうに笑いあった日々
だけど
何故幸せは
途切れるのだろうか
彼女
僕
彼女
今にも消えそうなか細い声で 彼女は問いかけた
僕
そして 彼女の片足は 動かなくなった
彼女
僕
彼女
彼女
彼女は泣きながら 叫び続ける
僕
彼女
彼女
彼女
彼女はゆらりと立ち上がる
僕
彼女
彼女
僕
彼女
僕
そして、楽しい時を 彼女と過ごした
一つ一つが幸せで 楽しくて
儚く割れるバブルのように 短い時間に感じた
そして、ある日
僕
彼女
一瞬言葉を止めたのは 一体なぜなのだろうか
僕
海月の水槽には 光が当てられており その美しさをより増すものになっていた
その美しさは彼女 そのものだった
彼女
彼女
彼女は水槽に手を添え 愛おしそうに呟いた
彼女
僕
僕
彼女が中々戻ってこない
嫌な予感がした
客達
海月の水槽を見て 人がざわつく
僕
彼女が水槽の上に立っていた
僕の方にちらりと 目を向け、小さく呟いた
彼女
彼女
僕
僕が叫んだ頃には遅かった
彼女は海月のいる水槽に 飛び込んだ
ゆっくりとワンピースをひらひらと させながら沈んでゆく姿は
美しく、儚く、切ない ものだった
そして
海月姫は
赤く染まる