この作品はいかがでしたか?
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ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ないこ
初兎
ないこ
初兎
ないこ
悠佑
ないこ
ほとけ
LAN
ないこ
LAN
ないこ
LAN
ないこ
ほとけ
悠佑
LAN
ほとけ
いふ
悠佑
いふ
初兎
いふ
ほとけ
LAN
悠佑
いふ
ないこ
悠佑
悠佑
いふ
初兎
ほとけ
LAN
悠佑
早くない、早くないからね!?
悠佑
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
ザザ…㌧㌧
赤い人が西棟1階に現れました。 気をつけてください。
悠佑
いふ
いふ
悠佑
ないこ
悠佑
初兎
LAN
悠佑
ほとけ
ほとけ
悠佑
悠佑
初兎
初兎
悠佑
LAN
ほとけ
ないこ
ないこ
初兎
初兎
ないこ
初兎
ザザ…㌧㌧ 赤い人が生産棟1階に現れました 気をつけてください。
初兎
ないこ
初兎
ないこ
ないこ
ないこ
初兎
初兎
ぺた
ぺた
ないこ
初兎
ないこ
初兎
ないこ
ないこ
初兎
ないこ
ないこ
ドン(机を叩く)
ないこ
そう、上半身が血で染まったまろがいた
いふ
いふ
ないこ
初兎
初兎
いふ
初兎
いふ
いふ
ないこ
ないこ
初兎
ないこ
いふ
ないこ
でも、そんなまろの願いを初兎ちゃんは…
初兎
初兎
断った
ないこ
ないこ
初兎
初兎
ないこ
笑ってるように見えたんじゃない
あれは本当に……
笑っていたんだ
人が死んだのに。
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
初兎
ないこ
赤い人も怖い。けど今は “簡単に友達を見捨てられる2人” の方が怖かった
いふ
初兎
初兎
初兎ちゃんが分からない。普段からこんなことは言ってる。けど今はそんな状況じゃない。
本当に死んでるから、そんなことを言うべきでは無い
でも、今はそんなこと言えない。 みんな、心が
バラバラだから
昨日になれば3人のうちの振り返った人かターゲットにされる。 みんなで決めて行ったことなのに
でも俺は、心がバラバラになるのが怖いんじゃない。ターゲットにされるのが怖い。
初兎
ないこ
だから、俺は初兎ちゃんの言うことを聞くしか無かった
ザザ…㌧㌧
赤い人が東棟1階に現れました 気をつけてください。
ないこ
初兎
あーかいふーくをくださいなー しーろいふーくもあかくするー まっかにまっかにそめあげてー お顔もお手てもまっかっかー
ないこ
それを合図に俺らはドアにもたれるようにしてかがんだ
ないこ
初兎
ないこ
そして、ぺたぺたと言う足音がドアの前に差し掛かった
髪の毛も足もまっかっかー どうしてどうしてあかくするー どうしてどうしてあかくなるー おててをちぎってあかくするー
ないこ
ないこ
ないこ
初兎
ガチャガチャ(ドアノブ)
俺らがもたれてるから ドアが空くことは無い
ガチャガチャ……
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
初兎
その声で赤い人は確信を持ったのか…
ドンッ
ドンッ
何度も何度も体当たりをしてきた
初兎
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
初兎
ないこ
初兎
初兎
ガシャン
隣のすりガラスが割れた、
ないこ
初兎
あまりの恐怖から振り返った。そしたら、
割れた部分から俺らを見る赤い顔があった
赤い人はドアを開けて会議室へ入ってきた
血濡れの少女が血で真っ赤に染ったうさぎのぬいぐるみを抱えて
初兎
ないこ
ないこ
赤い人
ないこ
ないこ
そして、初兎ちゃんと一緒に赤い人が乗った机をひっくり返し俺らは逃げた
でもその会議室からは…
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
低くて不気味な叫びが聞こえてきた
初兎
ないこ
初兎
ないこ
初兎
渡り廊下を通り生産棟の階段を降りて理科室へと向かう
3人の死体があるかもしれない。 元が誰のかも分からないくらいぐちゃぐちゃかもしれない 死体が2人分なら1人は生きてる証明になるから 確認するしか無かった
理科室のいる角を曲がった時、壁から床まで全部を染める赤い、真っ赤な血があった
ないこ
その先で俺が見たものは…
ズボンを履いた状態で落ちている下半身
太ももとへその辺で綺麗に切断されたそれに惹き付けられるように体の前に立った
綺麗に切断されているのに臓器も血も固定されてるかのように飛び出してこない
ないこ
不思議な気持ちでカラダを持ち上げた
ないこ
ないこ
ここに来なければカラダはここに放置されたままだった。そしたら“明日”の争いの原因に確実になるから。
俺はカラダを持って生徒玄関へ急いだ、
俺が予想した、 まろを追いかけていた赤い人が消えた理由は当たっていた
このカラダを高確率で生徒玄関へ持っていくには最短ルートのみ。
この廊下の突き当たりを南側に曲がって東棟に向かう。もう一度階段を上がり、2階から渡り廊下へ。東棟に入ったら階段を降りる。 つまり、あにきたちがいったルートの逆を行く
もう、かなり疲れているのにりうらのカラダを持ちながら階段を上がるのか、
ないこ
ないこ
そう思った時に、
初兎
叫び声を上げながら初兎ちゃんが走ってきた
もうすぐなのに、こんなところで死ねない
ないこ
俺の声に反応して階段を降りた初兎ちゃん
その後ろから着いてくるのは“笑っていた少女”ではなく、‘’鬼のようなモノ”だった
ないこ
階段を降りて1階に着いた時……
ドンッ
背中に衝撃が来て俺はよろめいて倒れてしまった
気づいた時には俺の体には赤い手と赤いぬいぐるみが回されてきた
赤い人
俺が倒れてる間にも赤い人の歌は歌われる
でも、俺はまだ死んでない。 『しがみつかれても歌い終われば殺される』 逆を言えば歌い終わるまでは殺されない
まろも言っていた。 『何度もしがみつかれた』
赤い人
こうしている間にも歌は歌われる
だから俺は、重い体を起こしてホールへと向かった。 大きなぬいぐるみが歩くにも邪魔になる、
赤い人
赤い人
ホールに足を踏み入れ棺桶に近寄る。 俺はりうらのカラダの向きを確認する
赤い人
俺がカラダを納めた瞬間赤い人の歌が終わった
ないこ
そう叫んだ俺は赤い人の腕に締め付けられそのまま胴体を切断されている床に崩れ落ちた
“昨日”踊り場で見たほとけっちのように
俺は俺の下半身の上で息を引き取った
NEXT♡400 あけましておめでとう!!
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続きが楽しみ✨️