コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
バカガキが風邪を拗らせているらしく、EBEの撮影後、俺が様子を見に行くことになった。
sr
エレベーターで1人、ぼーっと考える。
sr
色々と考えていると、いつの間にか目的の階へ着いていた。
りぃちょとのメッセージの履歴をみて部屋番を確認しながら、りぃちょの部屋の前まで歩く。
sr
インターホンを押し、少し待つと、華奢な女の子が出てきた。
女の子
女の子
小声で呟いた言葉を、俺は聞き逃さなかった。
sr
sr
女の子
精一杯の笑顔を作って、そう言ったつもりだった。
でも、溢れる涙を抑えることが出来ていなくて。
あいつが女好きのヤリチンなことなんて、分かっていたはずだったのに
sr
女の子
彼女がなにか叫んでいたのはわかっていたけど、逃げ出してしまった。
外は雨が降っていて、どんどん身体が冷えていく
当然、傘なんて持ってきていなかった。
sr
sr
りぃちょのために買った、スポーツドリンクや冷えピタが入ったコンビニ袋を握りしめた。
しばらくその場で蹲っていると、後ろから誰かが走ってくるような足音が聞こえてきた。
振り向くと寝巻きのまま、傘もささずに走ってくるりぃちょが見えた。
rch
sr
rch
俺の言葉を無視して、大きく息を吸って
rch
俺の隣に座り込むなり、息切れをしながらそういった。
sr
sr
sr
rch
sr
いや、俺ほんまにバカやんけ…
rch
sr
sr
rch
sr
バカは風邪に気づかんって、どっかで聞いたな……
rch
sr
rch
sr
りぃちょの熱い手を握って、2人で歩き出した。