太宰が緊急事態だと言うので……
ついてきたものの……
国木田おかん
俺は……もうダメだ……どうせ死ぬなら……探偵社の奴らも道ずれだ!!!!
爆弾を持った男が、 人質を取って立てこもっていた
神様
うおおぉぉ!!(´;ω;`)
神様は何故か見えないことをいいことに、爆弾魔を目の前に嬉し泣き
雨宮 志世
あいつ絶対
神じゃない…ボソッ
神じゃない…ボソッ
太宰
何か言った?
雨宮 志世
いや……何も?
太宰
なんで疑問形??
雨宮 志世
うるせえ今混乱してんだ話しかけんな
太宰
酷い……
これはスタバの新作奢ったぐらいじゃ済まされないぞ……
後で要求追加しよ
雨宮 志世
で、今どういう状況?
太宰
不法侵入者が、何かの恨みを持ってこの車内に立てこもってる
太宰
少しでもおかしな真似をすれば、爆弾でこのビルごと吹っ飛ぶ
太宰はいつにもまして真剣な低い声でそういったもので、
思わず口に出てしまった……
雨宮 志世
なんか……気色悪……
太宰
それって私のことじゃないよね???
雨宮 志世
…………………ウン
太宰
此奴……
っていうか……
爆弾魔!?
そんなのただの留年学生に 何とか出来るわけ ないじゃん!!!!!
無理無理無理無理
そう思い顔を真っ青にして 太宰に殴り掛かる寸前
雨宮 志世
あ……
ふと、神の言っていたことが頭をよぎる
太宰
…!?
何?!なになになに!?!
何?!なになになに!?!
「君にも異能力あるから!」
「……んー、もし探偵社にいったら、 入社試験……とりあえずなんか試されるやつ!!!あるかも、」
雨宮 志世
……そういう事か、
なるほど
なるほど
太宰
何が???
とりあえず胸ぐら掴むの
やめて( ;_´꒳`;):
とりあえず胸ぐら掴むの
やめて( ;_´꒳`;):
雨宮 志世
あ、すまん……
そういえば、混乱してて太宰に 殴り掛かる寸前だった
雨宮 志世
(……なんか、太宰に試されると思うとムカつくから、
聞こえないふりして殴れば良かった……)
聞こえないふりして殴れば良かった……)
太宰
君、失礼なこと考えてるよね今
考える自分に対してスっと自分の考えを当てられたので、 動揺が思いっきり表に出た
太宰
……やっぱ、単純(ちょろい)んだよなぁ……
国木田おかん
…そこに誰かいるのか!!
雨宮 志世
お前のせいで
バレたじゃねえか
バレたじゃねえか
太宰
十中八九君のせいでしょ
太宰
……彼は社員の顔と名前がわかってる、私が言っても刺激するだけだ
雨宮 志世
……
雨宮 志世
はいはい、その代わりケーキ奢れよ
太宰
…………お金が……
雨宮 志世
うるせえ黙って奢れ
太宰
はぁ、いいよ
奢ったげる
奢ったげる
私は今気分が悪い
だからちゃっちゃと終わらせて
雨宮 志世
(試す気失せさせてやる)







