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第3話 - 第3話　(アビドス編前半)

2025年11月30日

#ブルーアーカイブ

#skibidi toilet

#クロスオーバー

タイテレ好き

アロナ

おはようございます、先生！

アロナ

ここ数日間、シャーレに関する噂もたくさん広まってるみたいですし、他の生徒達から助けを求める手紙も届いています。

タイテレ

これは良いことなんか？

アロナ

良い予兆です！私たちの活躍が始まるということですから！

アロナ

ですがその中に…ちょっと不憫な、こんな手紙がありまして。

アロナ

これは一度先生に読んでもらった方が良いかなと。

タイテレ

…(手紙を読んでる)

アロナ

うーん…アビドス高等学校ですか…。

アロナ

昔はとても大きい自治区でしたけど、気候の変化で街が厳しい状況になっていると聞きました。

タイテレ

どれくらい大きいんや？

アロナ

どれくらい大きいかというと、街のど真ん中で道に迷って遭難する人がいるぐらいだそうです。

アロナ

あはは、まさか、そんなことあるんでしょうか、いくらなんでも街のど真ん中で遭難だなんて…。

アロナ

さすがにちょっとした誇張だと思いますが…。

アロナ

それより学校が暴力組織に攻撃されているなんて…ただ事ではなさそうですが…。

アロナ

何があったんでしょうか？

タイテレ

俺はアビドスに向かうぞ

アロナ

えぇ！？い、今からですか！？さ、さすが、大人の行動力！

タイテレ

俺は大人っていう訳じゃないんだが…

アロナ

かしこまりました！すぐに出発しましょう！

タイテレ

…広すぎる…見つから無さすぎだろ…

シロコ

…ん？

キキーッ

シロコ

…。

シロコ

…あの…。

シロコ

…大丈夫？

タイテレ

別に…何ともない…

シロコ

あ、生きてた。道のど真ん中に倒れてたから、死んでるのかと。

シロコ

…えっと。

シロコ

…ちょっと待って。

タイテレ

…？

シロコ

はい、これ。エナジードリンク。

シロコ

ライディング用なんだけど…今はそれくらいしか持ってなくて…

タイテレ

(サイエンティストもコーヒー？を飲んでたな…あんな感じにいけるのやろか？)

シロコ

えっと、コップは…。

タイテレ

…ｺﾞｸｺﾞｸ

シロコ

あ…それ…。

タイテレ

？

シロコ

…ううん、何でもない。…気にしないで。

タイテレ

ありがとうな、助かったわ

シロコ

うん。

シロコ

見た感じ、ここに迷い込んだ機械みたいだけど…

タイテレ

迷い込んだ訳じゃない、アビドスに行きたいんや

シロコ

…そっか、久しぶりのお客様だ。

シロコ

それじゃあ、私が案内してあげる。すぐそこだから。

タイテレ

…(今思ったが、ここに来てからテレポートが使えへん…)

シロコ

…大丈夫？怪我でもした？

タイテレ

いや、何もない

タイテレ

とりあえず、俺の背中に乗ってくれ

シロコ

…えっと。な、何で？

タイテレ

こっちの方が早く着くと思うが…

シロコ

…分かった。

タイテレ

ほんなら、しっかり捕まってろよ

シロコ

ただいま。

セリカ

おかえり、シロコせんぱ…い？

セリカ

うわっ！？何っ！？その隣のロボット誰！？

ノノミ

わあ、シロコちゃんがロボットを拉致してきました！

アヤネ

拉致！？もしかして死体！？シロコ先輩がついに犯罪に手を…！

セリカ

みんな落ち着いて、速やかに死体を隠す場所を探すわよ！体育倉庫にシャベルとツルハシがあるから、それを…。

シロコ

…。

タイテレ

死体呼ばわりするな…

シロコ

いや…普通に生きてる大人だから。うちの学校に用があるんだって。

アヤネ

えっ？死体じゃ、なかったんですか…？

セリカ

拉致したんじゃなくて、お客さん？このロボットが？

シロコ

そうみたい…。

タイテレ

…(会って早々、死体扱いされんのは初めてやぞ…)

ノノミ

わあ、びっくりしました。お客様がいらっしゃるなんて、とっても久しぶりですね。

アヤネ

そ、それもそうですね…でも来客の予定ってありましたっけ…。

タイテレ

何やったか…シャーレの顧問…先生や、よろしくな

アヤネ

…えぇ！？まさか！？

セリカ

連邦捜査部シャーレの先生！？

ノノミ

わあ☆支援要請が受理されたのですね！良かったですね、アヤネちゃん！

アヤネ

はい！これで…弾薬や補給品の援助が受けられます。

アヤネ

あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと…あれ？ホシノ先輩は？

セリカ

委員長は隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる。

ダダダダダッ！

ノノミ

じゅ、銃声！？

シロコ

！！

ヘルメット団A

攻撃、攻撃だ！！奴らはすでに弾薬の補給を絶たれている！襲撃せよ！！学校を占拠するのだ！！

ダダダダダッ！

シロコ

あいつら…！！性懲りもなく！

セリカ

ホシノ先輩を連れてきたよ！先輩！寝ぼけてないで、起きて！

ホシノ

むにゃ…まだ起きる時間じゃないよー。

アヤネ

ホシノ先輩！ヘルメット団が再び襲撃を！こちらの方はシャーレの先生です。

ホシノ

ありゃ～そりゃ大変だね…あ、先生？よろしくー、むにゃ。

セリカ

先輩、しっかりして！出勤だよ！装備持って！学校を守らないと！

ホシノ

ふぁあー…むにゃ。おちおち昼寝もできないじゃないかー、ヘルメット団めー。

シロコ

すぐに出るよ。先生のおかげで、弾薬と補給品は十分。

ノノミ

はーい、みんなで出撃です☆

アヤネ

私がオペレーターを担当します。

アヤネ

先生はこちらで…

タイテレ

いや、俺も戦う。あいつらにはイラついてるんや

アヤネ

えぇ！？ま、待ってください！先生！

シロコ

ッ…！

ヘルメット団B

どうした？そんなもんか？

シロコ

…！舐めるなッ！

アヤネ

セリカちゃん！左に敵が！

セリカ

えっ…？うわっ！？

カキン！

ホシノ

後輩に危ない目を合わせる訳にはいかないからねーおじさんも本気でやるよー？

タイテレ

おい！かかってこい！ガタガタヘルメット団！

ヘルメット団C

な、なんだあいつは！

ヘルメット団B

アビドスに機械を買う金何てないはず…

ヘルメット団A

気にするな！撃て！

タイテレ

弱いなぁ！まだ俺が戦ってたトイレの方が強いぞ！

ヘルメット団B

な、何だよあいつ！銃弾が効かない何て！

ヘルメット団A

チッ…！お前ら！ここは一旦撤退するぞ！

ヘルメット団C

あんな化け物みたいな"兵器"に勝てる訳ない！

タイテレ

💢…誰が兵器やって…？逃がしてやろうと思ったが、もう許さん！全員ここで皆56しや！

セリカ

何よ…あれ…強すぎでしょ…

シロコ

先生をアビドスに招こう。

アヤネ

ダメですからね！？

タイテレ

貧弱やな！この世界の奴らは！

タイテレ

…ん？さっき俺を兵器呼ばわりしたのはお前か？

ヘルメット団B

ﾋｯ!…い、いや！あいつが言ってました！

ヘルメット団C

は、はぁ！？仲間を売るっていうのか！？

タイテレ

めんどいな…お前らまとめて倒してやるよ

ヘルメット団C

ﾜｧ…ｧ…

ヘルメット団B

泣いちゃった！

タイテレ

覚悟はできてるんやろな？ >:(

シロコ

…怒らせない方がいいかも。

セリカ

そうね…。

ノノミ

アビドスに欲しい人材です☆

アヤネ

あはは…

ホシノ

…

ホシノ

(あの機械…いや、あの大人…口は悪いけど、安心できる…少しは信用しても良さそうだね。)

シロコ

ホシノ先輩、どうかした？

ホシノ

いや、何もないよー。さ、戻ろうか。

タイテレ

これで終わりか？

タイテレ

あいつらも戻ってるみたいやな、俺も戻るか

ホシノ

いやぁ～まさか勝っちゃうなんてね。ヘルメット団もかなりの覚悟で仕掛けてきたみたいだったけど。

アヤネ

まさか勝っちゃうなんて、じゃありませんよ、ホシノ先輩…勝たないと学校が不良のアジトになっちゃうじゃないですか…。

シロコ

ほぼ先生のおかげだね。私たちだけの時とは全然違った。

シロコ

これが大人の力…すこまい量の資源と装備、それに戦闘まで。大人ってすごい。

ホシノ

今まで寂しかったんだね、シロコちゃん、パパが帰ってきてくれたおかげで、ママはぐっすり眠れまちゅ。

タイテレ

…は？パパ…？俺のことか？

セリカ

いやいや、変な冗談はやめて！先生困っちゃうじゃん！それに委員長はその辺でしょっちゅう寝てるでしょ！

ノノミ

そうそう、可哀想ですよ。

タイテレ

-_-

アヤネ

あはは…少し遅れちゃいましたけど、あらためてご挨拶します、先生。

アヤネ

私たちは、アビドス対策委員会です。

アヤネ

私は、委員会で書記とオペレーターを担当している一年のアヤネ…。

アヤネ

こちらは同じく1年のセリカ、

セリカ

どうも。

アヤネ

2年のノノミ先輩とシロコ先輩。

ノノミ

よろしくお願いします、先生～。

シロコ

さっき、道端で最初に会ったのが、私。

タイテレ

マウントでも取ってるんか？

シロコ

…あ、別にマウントを取ってるわけじゃない。

アヤネ

そして、こちらは委員長の、

アヤネ

3年のホシノ先輩です。

ホシノ

いやぁ～よろしく、先生ー。

タイテレ

よろしく

アヤネ

ご覧になった通り、我が校は現在危機にさらされています…そのためシャーレに支援を要請し、先生かまいらしてくれたことで、その危機を乗り越えることができました。

アヤネ

先生がいなかったら、さっきの人たちに学校を乗っ取られてひまったかもしれませんし、感謝してもしきれません…。

タイテレ

別に感謝される程じゃない。そして、対策委員会って何や？

アヤネ

そうですよね、ご説明いたします。対策委員会とは…このアビドスを蘇らせるために有志が集った部活です。

ノノミ

うんうん！全校生徒で構成される、校内唯一の部活なのです！全校生徒といっても、私たちは5人だけなんですけどね。

シロコ

他の生徒は転校したり、学校を進学をしたりして町を出て行った。

シロコ

学校がこのありさまだから、学園都市の住民もほとんどいなくなって、カタカタヘルメット団みたいな三流のチンピラに学校を襲われてる始末なの。

シロコ

現状、私たちだけじゃ学校を守り切るのが難しい。在校生としては恥ずかしい限りだけど…。

アヤネ

もしシャーレからの支援がなかったら…今度こそ、万事休すってところでしたね。

ホシノ

だねー。補給品も底をついてたし、さすがに覚悟したね。なかなかいいタイミングで現れてくれたよ、先生。

ノノミ

うんうん！もうヘルメット団なんてへっちゃらですね。大人の力ってすごいです☆

シロコ

かといって、攻撃を止めるような奴らじゃないけど。

タイテレ

しつこい奴らやな…

セリカ

あー、確かに。しつこいもんね、あいつら。

アヤネ

こんな消耗戦を、いつまで続けなきゃいけないのでしょうか…。ヘルメット団以外にもたくさん問題を抱えているのに…。

ホシノ

そういうわけで、ちょっと計画「練ってみたんだー。

セリカ

えっ！？ホシノ先輩が！？

セリカ

うそっ…！？

タイテレ

マジか…

ホシノ

いやぁ～その反応はいくら私でも、ちょーっと傷ついちゃうかなー。おじさんだって、たまにはちゃんとやるのさー。

セリカ

…で、どんな計画？

ホシノ

ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそういうサイクルが続いているからねー。

ホシノ

だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって。今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー。

アヤネ

い、今ですか？

ホシノ

そう。今なら先生もいるし、補給と先頭とか面倒なことも解決できるし。

タイテレ

(俺は戦闘目的で来た訳じゃないんやがな…)

シロコ

なるほど。ヘルメット団の前哨基地はここから30kmくらいだし、今から出発しよっか。

ノノミ

良いと思います。あちらも、まさか今から反撃されるなんて、夢にも思っていないでしょうし。

アヤネ

そ、それはそうですが…先生はいかがですか？

タイテレ

俺は別に構わん

ホシノ

よっしゃ、先生のお墨付きももらったことだし、この勢いでいっちょやっちゃいますかー。

シロコ

善は急げ、ってことだね。

ノノミ

はい～それでは、しゅっぱーつ！

アヤネ

カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに入りました。

アヤネ

半径15km園内に、敵のシグナルを多数検知。

アヤネ

おそらく敵もこちらが来たことに気付いているでしょう。ここからは実力行使です！

タイテレ

まあ、俺がやればすぐに終わるやろ

ホシノ

そうはさせないよー、先生。私たちも戦うからさー。

シロコ

抜け駆けは良くない。

タイテレ

…ほんなら、早よ終わらせるぞ

カタカタヘルメット団は先生率いるアビドス組にボコボコにされたのであった

アヤネ

敵の退却を確認！

アヤネ

並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認。

シロコ

これでしばらくは大人しくなるはず。

ホシノ

よーし、作戦終了。みんな、先生、お疲れー。

ホシノ

それじゃ、学校に戻ろっかー。

タイテレ

(テレポートが使えんのは不便やな…)

アヤネ

お帰りなさい。皆さんに、お疲れ様でした。

ホシノ

ただいま～。

セリカ

アヤネちゃんも、オペレーターお疲れ。

ノノミ

火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。これで一息つけそうです。

シロコ

そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる。

セリカ

うん！先生のおかけだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ！

セリカ

ありがとう、先生！この恩は一生忘れないから！

タイテレ

…ちょっと待てよ、借金返済って何や？

セリカ

…あ、わわっ！

アヤネ

そ、それは…。

セリカ

ま、待って！！アヤネちゃん、それ以上は！

アヤネ

…！

タイテレ

いや、別に言いたくないなら言わんでええんやが…

ホシノ

いいんじゃい、セリカちゃん。隠すようなことじゃあるまいし。

セリカ

か、かといって、わざわざ話すようなことでもないでしょ！

ホシノ

別に罪を犯したとかじゃないでしょー？それに先生は私たちを助けてくれた大人でしょー？

シロコ

ホシノ先輩の言う通りだよ。セリカ、先生は信頼していいと思う。

セリカ

そ、そりゃそうだけど、先生だって結局部外者だし！

タイテレ

さらっと悪口言われたくないか？

ホシノ

確かに先生がパパっと解決してくらるのうな問題じゃないかもしれないけどさ。でも、この問題に耳を傾けてくれる大人は、先生くらいしかいないじゃーん？

ホシノ

悩みを打ち明けてみたら、何か解決法が見つかるかもよー？それとも何か他にいい方法があるのかなー、セリカちゃん？

セリカ

う、うう…。

セリカ

でっ、でも、さっき来たばっかりの大人でしょ！今まで大人たちが、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった！？

セリカ

この学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん！なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて…。

セリカ

私は認めない！！

アヤネ

セリカちゃん！？

ノノミ

私、様子を見てきます。

ホシノ

…。

タイテレ

…

ホシノ

えーと、簡単に説明すると…この学校、借金があるんだー。まあ、ありふれた話だけどさ。

ホシノ

でも問題はその金額で…9億円ぐらいあるんだよねー。

タイテレ

9億…？冗談だろ…

アヤネ

…9億6235万円、です。

タイテレ

ほぼ10億じゃねぇか…

アヤネ

アビドス…いえ、私たち対策委員会が返済しなくてはならない金額です。

アヤネ

これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります。

アヤネ

ですが、実際に完済できる可能性は0%に近く…ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて、去ってしまいました…。

シロコ

そして私たちだけが残った。

アヤネ

学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、実はすべてこの借金のせいです。

タイテレ

…その事情を説明できるか？

アヤネ

借金をすることになった理由ですか？それは…。

説明なう

ホシノ

…まあ、そういうつまらない話だよ。

ホシノ

で、先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球できるようになったってわけー。

ホシノ

もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金のことは気にしなくていいからねー。話を聞いてくれただけでもありがたいし。

シロコ

そうだね。先生はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑はかけられない。

タイテレ

…俺も、対策委員会の一員として頑張らせてもらう

アヤネ

そ、それって…。

アヤネ

あ、はいっ！よろしくお願いします、先生！

ホシノ

へあ、先生も変わり者だねー。こんな面倒ごとに自分から首を突っ込もうなんて。

アヤネ

良かった…シャーレが力になってくれるなんて。これで私たちも、希望を持っていいんですよね？

シロコ

そうだね。希望が見えてくるかもしれない。

セリカ

…

セリカ

…ちぇっ。

ノノミ

セリカちゃん…どこにいるのかしら…。

タイテレ

…ん？お前は対策委員会の…

セリカ

うっ…な、何っ…！？

タイテレ

おはよう

セリカ

な、何がおはようよ、馴れ馴れしくしないでくれる？

セリカ

私、まだ先生のこと認めてないから！

セリカ

まだたく、朝っぱらからのんびりうろついちゃって。いいご身分だこと。

タイテレ

(そりゃ、部外者だからな)

タイテレ

…で、セリカちゃんはこれから学校なのか？

セリカ

な、何よ！何でちゃん付けで呼んでんのよ！

タイテレ

おかしいな…ネットで書いてあったのにな…

セリカ

私が何をしようと、別に先生とは関係ないでしょ？

セリカ

朝っぱらからこんなところをうろちょろしてたら、ダメな大人の見本みたいに思われるわよ？

セリカ

じゃあね！せいぜいのんびりしてれば？私は忙しいの。

セリカ

え？学校に行くなら一緒に行こうって？

タイテレ

(言ってねぇんだが…)

セリカ

あのね、なんで私があんたと仲良く学校に行かなきゃならないわけ？

セリカ

それに悪いけど今日は自由投稿だから、学校に行かなくてもいいんだけど？

タイテレ

じゃあ、それならどこに行くんや？

セリカ

どこに行くのかって？…そんなの教えるわけないでしょ？

セリカ

じゃあね、バイバイ。

タイテレ

足速すぎやろ…ついていくか

セリカ

ひゃあっ！？な、なんでついてくるの！？

タイテレ

暇やし、ついてきゃどこ行くか分かるやろ？

セリカ

ついて行けば、どこ行くのか分かるから…？

セリカ

何言ってんの！？あっち行ってよ！ストーカーじゃないのっ！！

セリカ

わかった！わかったってば、行先を教えればいいんでしょ？

セリカ

…バイトよ。

セリカ

あ、あんたみたいにのんびりしてられないのよ。こっちは。少しでも稼がなきゃ！

セリカ

もういいでしょ？ついてこないで！

タイテレ

…ついていくか

セリカ

うう…しつこい。

セリカ

…え？バイト先が気になる？

セリカ

ああもうっ！意味わかんない！あっち行ってよ！ダメ大人！！あっち行けってば！ぶっ殺すわよ！？

タイテレ

…そんな簡単に死ぬ奴じゃないからな

タイテレ

…

タイテレ

あいつらに、連絡入れてみるか

セリカ

いらっしゃいませ！柴関ラーメンです！

セリカ

何名様ですか？空いてるお席にご案内いたしますね！

セリカ

少々お待ちください！3番テーブル、替え玉追加です！

ガララッ

セリカ

いらっしゃいませ！柴関ラーメンで…。

セリカ

わわっ！？

ノノミ

あの～☆5人なんですけど～！

アヤネ

あ、あはは…セリカちゃん、お疲れ…。

シロコ

お疲れ。

セリカ

み、みんな…どうしてここを…！？

ホシノ

うへ～やっぱここだと思った。

タイテレ

よう

セリカ

せっ、先生まで…やっぱストーカー！？

ホシノ

うへ、先生は悪くないよー。セリカちゃんのバイト先といえば、やっぱここしかないじゃん？だから来てみたの。

セリカ

ホシノ先輩かっ…！！ううっ…！

柴大将

アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれぐらいにして、注文受けてくれな。

セリカ

あ、うう…はい、大将。それでは、広い席にご案内します…こちらへどうぞ…。

ノノミ

はい、先生はこちらへ！私の隣、空いています！

シロコ

…ん、私の隣も空いてる。

タイテレ

ん？じゃあノノミの隣…

シロコ

ん！！！

タイテレ

…分かった、シロコの隣で

シロコ

ふむ…。

セリカ

狭すぎ！シロコ先輩、そんなくっついてたら先生が窮屈でしょ！もっとこっちに寄って！

シロコ

いや、私は平気。ね、先生？

シロコ

別になんともない

セリカ

何でそこで遠慮するの！？空いてる席たくさんあるじゃん！ちゃんと座ってよ！

シロコ

わ、分かった…。

タイテレ

はいはい…ここに行けばいいんやろ…

ノノミ

セリカちゃん。バイトのユニフォーム、とってもカワイイです☆

ホシノ

いやぁー、セリカちゃんってそっち系か。ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ？

セリカ

ち、ち、ち、違うって！関係ないし！こ、ここは行きつけのお店だったし…。

ホシノ

ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば一儲けできそうだねー。どう？一枚買わない？先生？

アヤネ

変な副業はやめてください、先輩…。

アヤネ

バイトはいつから始めたの？

セリカ

い、一週間ぐらい前から…。

ノノミ

そうだったんですね☆時々姿を消していたのは、バイトだったということですか！

セリカ

も、もういいでしょ！ご注文はっ！？

ホシノ

｢ご注文はお決まりですか｣でしょー？セリカちゃーん、お客様には笑顔で親切に接客しなくちゃー？

セリカ

あうう…ご、ご注文は、お決まりですか…。

ノノミ

私は、チャーシュー麺をお願いします！

シロコ

私は塩。

アヤネ

えっと…私は味噌で…。

ホシノ

私はねー、特製味噌ラーメン！炙りチャーシュートッピングで！

ホシノ

先生も遠慮しないで、ジャンジャン頼んでねー。この店、めちゃくちゃ美味しいんだよー！アビドス名物、柴関ラーメン！

タイテレ

俺って飯食える体なんか？

セリカ

…ところで、みんなお金は大丈夫なの？もしかして、またノノミ先輩に奢ってもらうつもり？

ノノミ

はい、私はそれでも大丈夫ですよ☆このカードなら、限度額までまだ余裕がありますし。

ホシノ

いやいや、またご馳走になるわけにはいかないよー。きっと先生が奢ってくれるはず。だよね？先生。

タイテレ

ちょっと待て、初耳だぞ

ホシノ

…え？初耳だって？あはは、今聞いたからいいでしょ！

タイテレ

…用事を思い出した、少し席を外す

ホシノ

そうはさせないよー。

タイテレ

クソッ…

ホシノ

うへ～大人のカードがあるじゃん。これは出番だねー！

アヤネ

大人のカードを使うような場所でもなさそうですが…先輩、最初からこうするつもりで、私たちをご飯に誘ってくれたんですね。

ホシノ

先生としては、カワイイ生徒たちの空腹を満たしてやれる絶好のチャンスじゃーん？

タイテレ

ノノミ

(ボソッ)先生、こっそりこれで支払ってください。

タイテレ

(ボソッ)いや別に良い、俺が払う

ノノミ

え…？大丈夫なんですか？でも…。

ホシノ

いやぁー！ゴチでしたー、先生！

ノノミ

ご馳走様でした。

シロコ

うん、お陰様でお腹いっぱい。

タイテレ

まあ、使うわないと思ってたし…別にええか

セリカ

早く出てって！二度と来ないで！仕事の邪魔だから！

アヤネ

あ、あはは…セリカちゃん、また明日ね…。

セリカ

ホント嫌い！！みんな死んじゃえー！！

ホシノ

あはは、元気そうで何よりだー。

タイテレ

そろそろ帰るぞ

セリカ

はぁ…やっと終わった。目まぐるしいー日だったわ。

セリカ

みんなで来るなんて…騒がしいったらありゃしない。

セリカ

人が働いているってなに、先生先生って、チヤホヤしちゃって。ホント迷惑、何なのアレ。

セリカ

ホシノ先輩、昨日ことがあったからってわざと先生を連れてきたに違いないわ！

セリカ

…ふざけないで。私がそう簡単に折れると思ったら大間違いなんだから。

ヘルメット団A

あいつか？

ヘルメット団B

…はい、そうです。アビドス対策委員会のメンバーです。

ヘルメット団A

準備はいいか？次のブロックで捕獲するぞ。

セリカ

…。

セリカ

ふう…。

セリカ

…そうあえば、この辺も結構人がいなくなったなあ。前はここまでじゃなかったのに。

セリカ

治安も悪くなったみたいだし…。

セリカ

このままじゃダメだ。私たちが頑張らないと…そして学校を立て直さないと…。

セリカ

とりあえずバイト代が入ったら、利息の返済に充てて…。

ヘルメット団A

…

セリカ

…！？

セリカ

何よ、あんたたち。

ヘルメット団A

黒見セリカ…だな？

セリカ

カタカタヘルメット団？あんたたち、まだこの辺わうろついてんの？

セリカ

ちょうど良かった。虫の居所が悪かったの。二度とこの辺りに足を踏み入れられないようにしてやるわっ…！！

ダダダダダダダッ！

セリカ

ぐっ…ううっ…！

セリカ

(背後にも敵！？…こいつら、最初から私を…)

ヘルメット団A

捕らえろ。

プシュウーー！！

ドドドドーーーーン！！

セリカ

ケホッ、ケホッ…。

セリカ

(対空砲…？違う…この爆発音は、Flak41改…？)

セリカ

(火力支援？どこから…？ち、違う、これは…まさか…)

セリカ

(こっ、こいつら、ハンパじゃない…ヤバい…)

セリカ

(意識が…)

セリカ

…

バタッ

ヘルメット団B

…

ヘルメット団B

続けますか？

ヘルメット団A

いや、生かさなければ意味がない。この程度でいいだろう。車に乗せろ、ランデブーポイントへ向かう。

次回へ続く…

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