TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ある日の放課後、神風は屋上に呼び出した水雫に問い詰めていた

最近彼女が何か悩みを抱えているのではないかと感じていた神風は、つい踏み込んだ質問を投げかけていた

天野神風

なあ、なんで俺たちに何も言わないんだ?

天野神風

桜のイヤリングのことも、お前の態度も、何か隠してるんだろ?

月宮水雫

水雫は目を伏せ、ぎゅっと唇をかみしめたまま黙っていた

しかし、神風はその沈黙が逆に気になって仕方がなかった

天野神風

俺たちはお前のことを心配してるんだ!友達だろ?

水雫はゆっくりと顔を上げた

その目には少し涙が浮かんでいるようにも見えた

月宮水雫

…やめてよ!

突然の大声に、神風は一瞬驚いて口を閉じた

水雫が声を荒げるなんて、初めてのことだった

彼女の顔には苦しさと怒りが入り混じっていた

月宮水雫

なんで、そんなに私のことばっかり気にするの?

月宮水雫

全部見透かそうとするの、やめてよ!

神風は表情を曇らせながらも、引き下がらなかった

天野神風

俺はただ、お前が何か抱え込んでるなら助けになりたいってだけだ!

月宮水雫

でも、それが私には…つらいの!

月宮水雫

お願いだから放っておいて!

その言葉に、神風の表情が険しくなり、言い返そうとした

天野神風

お前がそんな態度だから、余計に気になるんだよ!

天野神風

本当に友達だと思ってるなら、少しくらい話してくれたっていいだろ?

二人の言い争いは徐々にエスカレートしていき、お互いの言葉がだんだんと攻撃的になっていった

その様子を遠巻きに見ていた詩音と黎も、さすがに事態がやばいと感じた

秋山詩音

おい、二人とも、少し落ち着けよ

黒崎黎

そうだ、そんな怒鳴り合っても何も解決しないだろ

しかし、神風も水雫も止まらなかった

二人はお互いを見つめ合いながら、怒りと悲しみを押し殺すようにしてその場を離れ、ついには話すことすら避けるようになってしまった

その後、神風と水雫はお互い無言で距離を取り、教室でも顔を合わせることなく過ごすようになった

仲が良かったはずの二人が、突然ギクシャクし始めたことにクラスの皆も気づき始めていた

秋山詩音

これ、本当に大丈夫なのかな…

黒崎黎

神風も水雫も、意地張りすぎなんだよな

黒崎黎

けど、今の二人には、どうやっても言葉が届かない感じがする

二人の距離が広がり、ぎくしゃくした空気が残されたまま

詩音と黎も、その状況に胸が重く沈んでいくのを感じていた

そして、「もう友達には戻れないかもしれない」という思いが、それぞれの心にじわじわと染み込んでいくのだった

フォロワーが一人増える事に1話投稿します!

心優しき少女の隠された闇

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

4,102

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚