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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

続き

もう一気に投稿します、

Ama.

俺で良かったら、相談乗るよ?

えっ?

麦が驚いた表情で俺の顔を覗き込む。

Ama.

(まぁ、そうだよね、)

Ama.

(会ったばっかの相手にこんな提案したら、変だよな...)

......その、

正直な話、就活を始めてから手応えのようなものが全くなくて...w

だけど、周りに相談出来そうな年上の人も居なくて、

だ、だから、とても助かります...!

麦の言葉に、俺はほっと胸を撫で下ろす。

俺の提案は、麦にとって好印象だったようだった。

それに、と麦が付け足す。

事情はあまり分かりませんけど、

貴方が一生懸命な事は伝わりましたから。

悪い人ではないんだろうな〜って、

あ、

そういえば、お名前......

Ama.

あ、まじだ、

この子のことを子麦粉本人だと決め込んで話してたせいか、

俺の事を話すのを、すっかり忘れていた。

Ama.

俺は、あま。

あまさん、ですね。

Ama.

...うん、

Ama.

(出会ってまもないから仕方ないとはいえ、)

Ama.

(こむと同じ顔と声で、さん付けされると少し違和感あるな...w)

Ama.

(こむは、俺の事を最初からあだ名で読んでたし、)

Ama.

......

......あれ?

こむって、どんな声してたっけ?

こむの姿が、目の前の麦と重なってって、

かつて当たり前だったこむの存在が、不透明になっていく。

......あまさん?

Ama.

あ、うん、ごめん...

Ama.

(考え事...してる場合じゃねぇな、)

目の前の子は、こむ本人では無いのかもしれない。

それでも、こむと何かしら関わりのある人ではある気がする、

麦と接点が作れるこのチャンスを、逃す訳にはいかない。

俺は思い切って、麦に提案してみる事にした。

Ama.

もし...嫌じゃなかったら、

Ama.

連絡先交換しませんか...?

......

...ふふっ、

Ama.

えっ?

麦の反応が意外で、俺は少しだけ動揺する。

Ama.

ごめ...嫌だった...?

ううん、そうじゃなくて、

あまさん、今朝は凄い勢いで迫ってきたのに、今回はやけに慎重だなーって、

なんか、それが可笑しくて...

Ama.

いや、あの時はアドレナリンがバーって出てたというか...w

あははっ...w

なんですかそれ...w

......メール、ですよね。

麦はスーツのポケットからスマホを取り出す。

実はですね、

麦はスマホに目線を向けたまま呟いた。

初めにあまさんに声をかけられた時、この人は何を話してるんだろうって疑問はあったんですけど、

嫌悪感とか、嫌な気持ちはあまりなかったんですよね、

いきなり声をかけられたのに、

それって、なんだか、不思議ですよね、

店員

いらっしゃ...

店員

また来たのかよ、

Ama.

こんちゃ、

今日はカフェで、麦に就活のアドバイスをする約束をしていた。

店員

...空いてる席どーぞ。

特に意識するでもなく、俺の足はあの席へ向かっていた。

席に座ると、窓の外をぼんやりと眺めながら、麦が来るのを待つ。

Ama.

(約束したはいいけど、)

もしかしたら麦、来ないかも知んないな、

いや、もしかしなくともだ。

常識的に考えればほら、昨日あったばっかの男から就活のアドバイスとか、

Ama.

(ほんと、余計なお世話だよね...)

Ama.

はぁ......

「ごめんなさい」

キミのニセモノに恋をする。〜こむあまver.〜

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コメント

6

ユーザー

何の話ですか?

ユーザー

ほんと君天才だよね

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