『もう、失わない為に。』

Eposode6　結局は、自己満足で。

お久しぶりです！ 長らく更新できず申し訳ありませんでした💦 まだまだスランプから抜け出せてませんが なんとか納得の行くものが創れたので投稿します！ 質問なのですが、 薬って家のどこに置きますか？ 僕の家はキッチンの食器棚に薬を入れる 箱が置いてあるんですけど 世間一般的にはどうなんですかね？ 僕の世界の狭さが物語に反映されてしまったので 正しいものや他の意見をお待ちしております！

あの後、胸騒ぎは収まらなくて。

結局先生に適当言って早退してきた。

ちな日数は足りてるから大丈夫！

響く静寂に嫌な予感が増す。

って、無理矢理自分を納得させて

atのところに向かった。

…あ、atには何も伝えてないよ？

睡眠妨害になっちゃうかもだからね〜

靴あったからいるはずだけど…

心臓掴まれたみたいな感覚だった。

(別に心臓掴まれたことはないけど。)

ベッドから落ちるようにして

寝ているように見える。

眠ってるだけ…？

にしてはピクリとも動かない

衰弱してる、とかないよね…？

なんていうか、意識レベルが低いような。

多分熱もある…よね？

あ、良かった、起きた…

ていうか起こしちゃった、ごめんね

まぁ心理的不調と考えれば嘘ではないよね？

俺がそう言うとatは

と、本当に心当たりがなさそうな顔をした。

ただ心配させたくないだけなのか、

……はたまた気付いてないだけなのか。

おそらく前者だろうが。

atは演技も嘘も上手だから、

どちらかというと前者より。

寒いのかと思いきやatは長袖だし

空調もついてないし、窓も開いてない。

………

そっか、俺がいるからか…

『早く出ていってくれ』

と、続きそうなatの言葉を断ち切りたくて

atの部屋から“逃げた”。

薬のパッケージを見て

幼少期、お昼ご飯くらいの感覚で口に入れていた記憶が頭に浮かぶ。

確か…吐いてストレス解消してたんだっけ

小学生高学年くらいだったけど、

食べても結局吐くから、栄養失調とかなってたっけ…

atも、よく薬を飲んでた。

って言うと過去形になっちゃうか。

今も昼夜関係なく睡眠薬を飲んでるみたい。

（ゴミ回収したときに出てきた。）

そう呟いて、未開封の水のペットボトルと

本人に頼まれてもないのに用意した薬を持って部屋に向かった。

薬を取るのも躊躇うatを見て

ベッドサイドの机に薬と水をおいた。

…あーあ、

本当に、自己満足でしかないんだなぁ…

俺なんて、期待されてないのに

なんで…“引き止めてほしかった”んだろう…

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