目覚めると既に日は1番高いところに昇っており
見上げると白い天井
私の体に繋がれたチューブ
ここは病院だった
2年前
,
残念ですが膵臓癌です
藤宮 メルーナ
え、
藤宮 メルーナ
なんで、私が…
,
手術をしましょう
,
そうね。そうしましょう
藤宮 メルーナ
手術…うん、わかった
手術はずっと怖かったけど また…また、みんなで笑えるならそれで良かった
,
大丈夫よ、
,
どんなあなたでも愛しているわ
藤宮 メルーナ
うん
だから、もう長くは無いことを知った時は正気ではいられなかった
なんで?
どうして私なの?
暗い部屋で布団にくるまって
ご飯も食べずにただひたすら
泣いて
泣いて
泣きわめいて
ふと我に返っては変わらぬ事実に落胆して塞ぎ込んで
心配する母の声にも父の声にも気づかないフリ。
あぁ。
不甲斐ない娘でごめんなさい。
親不孝な娘でごめんなさい。
現在
藤宮 メルーナ
お母さん、
誰かと一緒にいることはとても幸せなことだと思うの
,
起きたのね
いつ、誰に、どんなことが起こるのか分からないのだから
藤宮 メルーナ
ごめんなさい、私また
出来るうちに出来ることしなきゃ
,
いいのよ、貴女が生きていれば今はそれだけで
藤宮 メルーナ
あ、お母さんあのね
だからさ、生きてるうちに
藤宮 メルーナ
また皆でご飯……
食べたいなぁ
,
大丈夫よ
,
必ず出来るわ
,
どんな貴方でも愛しているわ
あぁ、また
まただ
あれから一度も愛してなんかいないくせに
言葉ばっかり
私はまた皆でご飯を食べたいだけなのに
お母さんの
嘘つき
,
メルーナ
,
お母さん仕事に戻るわね、
藤宮 メルーナ
……うん、
藤宮 メルーナ
わかった
,
また来るわ。
今は学校に行っていれば3時間目くらい
大丈夫、だよね
研磨には嘘ついてないよ
ちゃんと家まで帰ったから






