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目覚めると既に日は1番高いところに昇っており
見上げると白い天井
私の体に繋がれたチューブ
ここは病院だった
2年前
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藤宮 メルーナ
藤宮 メルーナ
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藤宮 メルーナ
手術はずっと怖かったけど また…また、みんなで笑えるならそれで良かった
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藤宮 メルーナ
だから、もう長くは無いことを知った時は正気ではいられなかった
なんで?
どうして私なの?
暗い部屋で布団にくるまって
ご飯も食べずにただひたすら
泣いて
泣いて
泣きわめいて
ふと我に返っては変わらぬ事実に落胆して塞ぎ込んで
心配する母の声にも父の声にも気づかないフリ。
あぁ。
不甲斐ない娘でごめんなさい。
親不孝な娘でごめんなさい。
現在
藤宮 メルーナ
誰かと一緒にいることはとても幸せなことだと思うの
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いつ、誰に、どんなことが起こるのか分からないのだから
藤宮 メルーナ
出来るうちに出来ることしなきゃ
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藤宮 メルーナ
だからさ、生きてるうちに
藤宮 メルーナ
食べたいなぁ
,
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あぁ、また
まただ
あれから一度も愛してなんかいないくせに
言葉ばっかり
私はまた皆でご飯を食べたいだけなのに
お母さんの
嘘つき
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藤宮 メルーナ
藤宮 メルーナ
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今は学校に行っていれば3時間目くらい
大丈夫、だよね
研磨には嘘ついてないよ
ちゃんと家まで帰ったから