TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

目覚めると既に日は1番高いところに昇っており

見上げると白い天井

私の体に繋がれたチューブ

ここは病院だった

2年前

残念ですが膵臓癌です

藤宮 メルーナ

え、

藤宮 メルーナ

なんで、私が…

手術をしましょう

そうね。そうしましょう

藤宮 メルーナ

手術…うん、わかった

手術はずっと怖かったけど また…また、みんなで笑えるならそれで良かった

大丈夫よ、

どんなあなたでも愛しているわ

藤宮 メルーナ

うん

だから、もう長くは無いことを知った時は正気ではいられなかった

なんで?

どうして私なの?

暗い部屋で布団にくるまって

ご飯も食べずにただひたすら

泣いて

泣いて

泣きわめいて

ふと我に返っては変わらぬ事実に落胆して塞ぎ込んで

心配する母の声にも父の声にも気づかないフリ。

あぁ。

不甲斐ない娘でごめんなさい。

親不孝な娘でごめんなさい。

現在

藤宮 メルーナ

お母さん、

誰かと一緒にいることはとても幸せなことだと思うの

起きたのね

いつ、誰に、どんなことが起こるのか分からないのだから

藤宮 メルーナ

ごめんなさい、私また

出来るうちに出来ることしなきゃ

いいのよ、貴女が生きていれば今はそれだけで

藤宮 メルーナ

あ、お母さんあのね

だからさ、生きてるうちに

藤宮 メルーナ

また皆でご飯……

食べたいなぁ

大丈夫よ

必ず出来るわ

どんな貴方でも愛しているわ

あぁ、また

まただ

あれから一度も愛してなんかいないくせに

言葉ばっかり

私はまた皆でご飯を食べたいだけなのに

お母さんの

嘘つき

メルーナ

お母さん仕事に戻るわね、

藤宮 メルーナ

……うん、

藤宮 メルーナ

わかった

また来るわ。

今は学校に行っていれば3時間目くらい

大丈夫、だよね

研磨には嘘ついてないよ

ちゃんと家まで帰ったから

死にかけの私に花束を。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

13

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚