くず餅
くず餅
くず餅
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僕は美術部副顧問。 三年生の桃くんは、たった一人の美術部員。
彼はこうして僕に絵のモデルを頼んでいる。
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
ふぅ、と息をついて立ち上がると、古い木製の椅子がガタ、と音を立てた。
ドアから、出ていく直前。
桃
桃くんが、僕を呼び止めた
青
桃
そう言った桃くんは、いつもののらりくらりとした様子とは違い、なんだか寂しげな小動物みたいで。
青
僕は、来るよ、と微笑みかけた。
青
桃
青
十二月、ストーブによってほんのりと暖められた放課後の美術室の中。
窓の外は薄暗く、灰色の空から吐き出された雪が辺りをひらひらと舞い踊っている。
青
桃
青
今日は雪が降っているから、と。 桃くんは僕を窓辺にたたせて、その後ろ姿を雪と共に描いている。
その間、僕は頭を動かさないよう注意しながらぼんやりと校庭を見つめていた。
サッカー部員
雪が降っているにもかかわらず、校庭でボールを奪い合うサッカー部員たち。
そして、コートの外から大声を張り上げる、青木先生。
部員がシュートを決めた瞬間、桃くんがぽつりと呟いた。
桃
青
桃
青
桃
くず餅
リリィ
くず餅
くず餅
リリィ
くず餅
くず餅
リリィ
くず餅
リリィ
くず餅
リリィ
くず餅
リリィ