18鬼ごっこ

結局全員、静寂である。 …あれ…いつもの動物園状態は…(((殴

⚠注意⚠ ・R-18連載◎ ・キャラブレ＆意味わからん世界線◎ ・地雷様、純粋様、通報警察様は閲覧を自制してくださるよう、お願いします。

果たしてコイツ（自分）の連載は大丈夫なのだろうか。

嫌だ……！！

速くここから…

逃げないとっ……

事の発端は数十分前…

12月某日、放課後には6人だけが教室に残り、他愛のない話をしていた。

――ﾊﾞﾝｯ……

そんないつもの様な破顔の場を遮る様に、大きな爆発音が鳴り響いた。

突然だった。

ﾊﾞﾝｯ―……ﾊﾞﾝｯ……

俺らには時間の余地も無しに、次々と爆発音が鳴り響く。

ﾊﾞﾝｯ……

約4回目の小さな爆発音で僕らは突然に瞼を閉じた。

この学校から出られるのは明日の5時頃…

貴方を追い求める仲間たちから逃げられるように頑張ってくださいねっﾆｺｯ

詳しい事は何も言いません。 そのうち分かるでしょう。 さあ、そろそろ目を開けてくださいね―――

その声につられるように意識を取り戻した俺に、いむくんが語りかけていた。

何故だ？

いむくんは単なる小声で俺に語っているはずなのに、過剰に反応してしまう気がする。

そう言って、まろが口を開く。

それぞれの動物の特性が付与されてんねん。

突然に告げられた本の中のような事実。

その言葉を理解するのに数十秒かかった気がした。

え、どういうこと…

えっ？…急に実験始まって…

いやっ…てか、そんな遠くに離れたら聞こえるはずないやろ！

悠くんは、自分たちが居る6m先ほどまで離れて行った。

いや、アホか！

そんなん聞こえるはず…

俺には怖いほどちゃんと聞こえたが、赤組の2人を見る限り普通の人には聞こえそうにも無かった。

突然に放送が鳴る。

事情聴取にありそうな変声した声で僕らに話しかける。

どこか無感情染みた声で。

保護者組が警戒して口を出すも、GMは淡々と話すだけだった。

「18鬼ごっこですね。」

無感情すぎて少し煽り口調にも聞こえるその声は、誰が聞いても怒りを立たせるだけだった。

怒りが募ったまろが反抗しても、GMが怯える感じは無かった。

「りうらさん、hotokeさん、ないこさん、Ifさん、悠佑さんの5名です。」

…いやいやいや、聞き逃しだよな。

まさかそんな…5/6の確率で大人数側に当たらないなんて事…

そんな笑いではなくなる脅し言葉を付け足してGMは告げる。

そうして、いつの間にか前に出てきたリストバンドは分かりやすくメンバーカラーの色であったものの、俺の色は無かった。

「頑張ってくださいねﾆﾔｯ」

…そう言って放送が切られた音がした。

そう言って5人はバンドへ手を伸ばす。

あれっ…そういえば…

徐々にみんなは無口になって行き、バンドを手に取った。

急に呼ばれて驚き、つい口から変な声が出てきてしまった。

そう言って悠くんは少し微笑むと、真剣な表情に戻って俺を見つめた。

真剣な雰囲気に戸惑い、悠くんの瞳から少し目線を逸らしてしまう。

言葉が出なかった。

悠くんがこんなにもメンバーを想ってくれてたなんて、泣きたくなくても涙が出てしまう。

そんな俺だけに優しさを寄越し、バンドを固定しようとした。

ｸﾞｻｯ……ﾌﾟｽｯ………ﾎﾟﾀｯ… ﾌﾟｽｯﾌﾟｽｯ……――

バンドの内側から出てきたのは針だった。

5人の手首にはそれらが刺さり、軽く血を流していた。

しかも様子が段々と変化している。

何かヤバくね…？

段々と皆の息が荒くなっているのを感じ、助けることのできないままその教室を後にしていた。

とても色っぽく発情していそうな5人をこの眼で見て、悪い何かを察してしまった。

このゲーム、捕まったらどうなるか。

言葉にもしたくない想像だった。

俺は思考を放棄し、暗く長い廊下をひたすらに走った。

ちょっと意味が分かりづらかったかもしれません…

一応、メンバーの特性だけ記させてもらいます()

りうら…足が速い・噛む力がある hotoke…身体能力が高い・感覚が鋭い 初兎…耳が良い・年中発情期 ないこ…鼻が良い・人間性を一番保っている If…移動が静か・色っぽい 悠佑…力が強い・目が良い（目が光る）

補足：初兎くんの特性（というより動物の特徴()）の”年中発情期”は、自分で自制できるほどの発情です

これらの情報は、（多分）物語内で出てくると思います◎

それでは次回でお会い… 多分出てこない(((