TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

救われちゃんなソラ

一覧ページ

「救われちゃんなソラ」のメインビジュアル

救われちゃんなソラ

1 - 救われちゃん

♥

70

2024年03月14日

シェアするシェアする
報告する

 

ガヤガヤ…

ソラ

……

教室の中は騒がしい

クラスメイトが、友達同士で話しているのだろう

ガラガラ……

ソラ

……おはよう

スン……

ソラ

……

私が入ると、教室は静かになった

クラスメイト1

おい

ソラ

……何?

バチン!

ソラ

っ……!

頬を引っ叩いた

クラスメイト1

お前はアザがついてる方がお似合いだよ

教室中に笑いが起きた

ソラ

………

ソラ

ごめん………

毎朝、こんなことが起きる

ソラ

……

クラスメイトはまた、友達同士で話し出した

私は、自分の席に座った

ソラ

んー………

机に顔を伏せる

かなり最悪な毎日だ

ずっと、皆んなのおもちゃにされる

ソラ

………

ガラガラ…

担任の先生

はいはい。静かに

先生が入ってきた

担任の先生

はい。ホームルームを始めます

その先生の言葉と同時に、教室は静かになった

担任の先生

まずはテスト返しから

担任の先生

……56点

担任の先生

……78点

先生が点数と生徒の名前を言うのと共に、

同級生にテスト用紙を返している

担任の先生

……ソラ

ソラ

はい……

担任の先生

お前はダメだ。点数が低すぎる

担任の先生

放課後、職員室に来るように

ソラ

……分かりました

点数は26点……

私よりも低い人はいるのに……何で私だけ…

担任の先生

はい。テスト返しは終わりです。

担任の先生

一時限目は……

 

 

 

 

三時限目が終わった

これからは食事と休憩時間だ

ソラ

……

私は、いつも通りトイレでご飯を食べるために

教室から出ようとした

クラスメイト2

ねぇねぇソラ〜

ソラ

………?

女子の集団でこちらに来た

クラスメイト2

このキーホルダーは何?

その人は、私のカバンについてるウサギの小さい人形を指差した

ソラ

あ……えっと……

クラスメイト2

何?

連れも一緒にこちらを見る

ソラ

……昨日…買って…

私が見つけたお気に入りのキーホルダーだ

クラスメイト2

こんなの付けたらダメだよ

クラスメイト2

ソラは、『個性がない』からね〜

ソラ

……

クラスメイト2

没収するから

その人は、カバンについてるキーホルダーを根本からブチっと切って奪った

ソラ

あ……ダメ…

「何これ〜?」「うわ、気持ち悪い」と、その人の周りもキーホルダーを持つ

ソラ

か……返して……

クラスメイト2

ん?返して欲しいんだね

クラスメイト2

じゃ、私に貸して

人形を持ってた1人の女性が

その人に渡す

クラスメイト2

返すよー

人形の頭をちぎった

ソラ

あ……

クラスメイト2

はい

胴体と頭が離れたうさぎの人間を、私に返した

ソラ

………う…

クラスメイト2

何?泣いてんの?その程度で?

クラスメイト2

心弱いね。じゃーね

その集団は、教室を出た

ソラ

……ぐす

 

放課後、職員室で先生に怒られた

担任の先生

何でこんなに点数が低いんだ!

ソラ

ごめんなさい………

何故、こんなに怒られるか分かってる

担当をしている教室の生徒の点数が悪かったら

教師の評価が下がるからだ

担任の先生

お前は本当にダメだな……。人間向いてないんじゃないか?

何としても、教師自身の評価を下げないために、こうやって怒鳴っている

ソラ

……ごめんなさい

担任の先生

はぁ………お前のお母さんにも電話するからな。

ソラ

え……

それだけは……

担任の先生

なんだ?俺の何が悪いんだ?

担任の先生

教師としてだろ。この電話は

ソラ

………

担任の先生

なんか文句あるなら言ってみろ

ソラ

………いえ

担任の先生

……お前腹立つな

ソラ

……

担任の先生

もう良い。帰れ。クソ猿が

私は、職員室から出た

ソラ

……ただいま

母親

遅い!

母親の怒鳴り声に、びっくりした

ソラ

………ごめん…なさい…

こうやって謝る毎日だ

母親

今何時だと思ってるの!?

母親

また友達と遊んでたんでしょうね!?

母は、私に友達がいないことを知らない

ソラ

え……いや……

母親

絶対そうだわ!夜遅くまで遊んで!

母親

こんなんじゃ大学にも行けないわよ!?

私は別に大学に行こうとも思ってないのに……

母親

あんた。今日学校の成績悪かったらしいわね?

ソラ

……うん…

母親

うんじゃないでしょ!?全く…

母親

クソ………。あんたなんて産まない方がよかったわ!

 

 

 

ソラ

……

布団の中で寝ようとしていた

ソラ

……寝れない…

今日の事を振り返る

ソラ

………うさぎさんも捨てられたな…

首が取れたウサギのキーホルダーも、母にばれて捨てられた

ソラ

……

こんな生活、懲り懲りだ

私の話も聞いてくれない人ばかり…

 

 

死のうかな

 

 

翌日

私は、食事時間に屋上に繋がっている階段を上がっていた

ソラ

……

私の精神状態は悪かった

3日間も……あの状態が続いた

学校でも家でも、苦しかった

ソラ

………う…

足が止まり、泣き出してしまう

ソラ

何で…私だけ……

ソラ

………

ソラ

もういいや………

ソラ

全部終わらそう……

歩みを進めようとした時…

「何してるのー!?」

ソラ

……!

階段の下から声が聞こえた

後ろを見ると、女の子がいた

マイ

はぁ……はぁ……

ソラ

だ……誰ですか……?

マイ

あ……ごめん!私、マイって言うんだけど……

マイ

はぁ…はぁ…

かなり息切れしている

ソラ

大丈夫ですか……?

私はマイさんの元に行き、背中をさする

マイ

はぁ……はぁ……

マイ

……ありがとうね

マイ

君は、優しいなぁ……

ソラ

……!

久しぶりに、愛のある言葉をかけられた

マイ

……君の名前は…?

ソラ

あ……ソラって言います…

マイ

……ソラ…か……

マイ

ソラちゃんで良いかな!?

ソラ

あぁ……全然良いですよ……

マイ

ふふ……ありがとう!

マイ

ソラちゃんは、この階段に登って、どこに向かってたの!?

ソラ

……えぇっと…屋上です…

マイ

屋上かぁ………

マイ

わたし、丁度屋上でお弁当を食べようとしたんだ!

マイ

一緒に行かない?

ソラ

あ……はい……行きます…

 

マイさん……不思議な人だ

 

 

マイちゃんは、お弁当を貪っていた

マイ

……むぐ…

ソラ

……

マイ

……ソラちゃん。何か悩みでもあるの?

ソラ

あ……いや…無い…です……

マイ

……ふーん。そっか

ソラ

……

マイ

……どうしたの?

ソラ

その……

マイ

うん

ソラ

…こうやって……優しくしてくれる人が……

ソラ

私にも居てくれたんだって……

マイ

……

マイ

そっか

マイ

わたしが、ソラちゃんに対して優しくしている理由は

マイ

ソラちゃんが良い子だからかな

ソラ

……

マイ

ソラちゃんの同級生みたいに、

マイ

心が汚いって訳じゃ無いし

マイ

後、ソラちゃんは可愛いからね!

ソラ

……

ソラ

ありがとう

久しぶりに笑顔を取り戻せた気がする

マイ

こうやって、一緒に話す人は初めて?

ソラ

……うん

ソラ

今までの人…ろくに話を聞いてくれなかったから……

マイ

そっか…。嬉しい…?

ソラ

……うん

マイ

……

マイ

じゃあさ

マイ

お友達になる?

ソラ

……え

そんな事、初めて言われた

私で良いのか…?

ソラ

……

マイ

どう?

ソラ

……なりたい

マイ

お!喜んで!

マイさんは、手を握ってくれた

ソラ

……ふふ

ソラ

嬉しい

マイ

私もだよ!ソラちゃん!

 

まだ、生きていようかな

 

放課後

ソラ

痛……

クラスメイト2

キャハハ!

今日は、あのキーホルダーをちぎった集団に

暴行を受けている

ソラ

な…なんで……

クラスメイト2

いやだって〜

クラスメイト2

マイちゃんをいじめたんでしょ?

ソラ

い……いじめ……?

いじめなんて……そんな事一回もしてない

クラスメイト2

いや〜?あんたマイちゃんと話してたじゃーん

クラスメイト2

マイちゃん絶対あんたなんかと話したくなかったよ?

周りは笑っている

ソラ

え……

クラスメイト2

マイちゃんはソラちゃんと無理して話したから

クラスメイト2

これはもういじめだよねぇ?

ソラ

そ……そん…な……

そう発言するその人は、私の頭を持ち

ガン!

ソラ

っ……!

机の角にぶつけた

痛みで床にへたれ込んだ

クラスメイト2

これは正義だから!私なんにも悪い事してないわ

ガラガラ…

教室の中に誰かが入ってきた

マイ

……ソラちゃん?

ソラ

マイ……さん……

ソラ

ごめんなさい………

ソラ

……やっぱり…私とは話したくなかったんだ…

マイ

……?

クラスメイト2

あ…マイちゃん!

クラスメイト2

ソラはね、マイちゃんの事いじめたから

クラスメイト2

こうやって痛めつけてるんだよ!

私の頭を蹴る

ソラ

いや……!

 

マイ

やめて!

その声で、暴行は止まった

クラスメイト2

……

クラスメイト2

は?

マイは近づく

マイ

わたし……ソラちゃんにいじめられてなんかない!

マイ

あなた達の勘違いなの!やめて!

クラスメイト2

……

マイ

……あなた達がいじめをしているみたいになるから…

ソラ

マイ……さん…

マイ

………2度とこんな事しないで

クラスメイト2

……

クラスメイト2

あっそ。良いわもう

クラスメイト2

帰る

その人は、連れと一緒に帰った

ソラ

……ごめん

ソラ

マイちゃん……私とは…

マイ

何も言わないで

ソラ

……

マイ

そんなわけ無いじゃない

マイ

わたし……ソラちゃんと話してて楽しかったよ…?

ソラ

………

マイ

怪我してない?大丈夫?

ソラ

……うん

マイ

……よかった

マイは、抱きしめてくる

ソラ

……!

マイ

はぁ〜…良かった…

マイ

こんなに良い子。この世に1人しか居ないから…

マイ

ソラちゃんは純粋で、優しい子……

ソラ

………

マイ

……泣いてるんだ

マイ

泣きたい時は泣いたら良いよ

マイ

……わたし、ソラちゃんの事守るから

ソラ

うん……うん…

マイ

……あったかい。落ち着くな……

 

ここから私の人生は

崩壊していった

 

救われちゃんなソラ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

70

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚