zm
神様なんて、大嫌いや......
この不平等しかない世界が嫌いだ
幸せの時間より、絶望の時間の方が長い世界が嫌いだ
突然、壊れてしまう幸せが嫌いだ
昨日まで一緒に笑いあっていた相棒が嫌いだ
突然姿を消してしまう相棒が嫌いだ
この世界のすべてが嫌いだと、一旦、仮の結論を付け、思考を止める
zm
少しは、神様を好きでいられたのにな
zm
神様が少し好きになったのも、また嫌いになったのも
zm
全部、君が教えてくれた
zm
全部、君が壊した
rbr
zmは、神様好き?
唐突な質問だった
zm
何やねん、急に
rbr
ちょっと気になっただけや
zm
......
zm
神様なんて、大嫌いや.....
rbr
そうか....
rbr
何で、嫌いなん?
zm
だって、神様は、いつも不平等な選択肢しかやらないし、
zm
運命は、いつも残酷だ
zm
例え、幸せになってもそんな幸せは一瞬で絶望に変わる
zm
幸せな時間なんて人生の中でほんの一握りや
zm
そんな残酷な選択をやる神様を好きでいられるわけないやろ
rbr
そか......
rbr
それも一理あるけど、、
rbr
俺は、神様のこと好きやで
zm
何でなん?
rbr
確かに、残酷なことは多い。
rbr
けどな、俺は、zmと、みんなと出会わせてくれたから好きや
rbr
どんなに辛くても、苦しくても、仲間達と協力すればどんなに嫌なことでも楽しく思える気がするんよ
rbr
zmやみんなと出会わなかったら、嫌いと思ったけど
rbr
神様がみんなを出会わせてくれたから、俺は、神様が好きなんや
zm
そっ....か
zm
俺達と出会ったから、か....
この時、少し、綺麗事やなと思ってしまった自分がいた
rbr
zm、ごめんな.....
rbr
いなくなったりして
rbr
俺が帰って来ないとお前は、神様を信じないやろうな
俺が好きって言ったから、お前も少しは、好きになれたんやろうな
また、振り出しやな
rbr
俺な、神様嫌いなんや
お前に嘘なんて付きたくなかったけど
zmから神様への思いを聞いて、こんなのお前らしくないなと思ったんや
rbr
いつも、楽しそうにしている相棒にそんな思いをして欲しくなかったんや
rbr
でも、また君が神様を嫌いになって欲しかった
rbr
こんな俺でごめんな
zm
本当は、分かってた
rbrは、こんな綺麗事は、並べないし、
rbrは、一番、幸せが絶望に変わる残酷さを知っている。
zm
rbrこそ、神様が嫌いだ
zm
神様なんて、
rbr
神様なんて、
大嫌い