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ピピピッピピピッ
白
白
ズキッ
白
目覚めた瞬間、突然走った頭痛
目覚まし時計の音が 頭に響いて割れそうや
寝起きでぼやけた視界で なんとか目覚まし時計を止める
一息つきながらゆっくりと起き上がる
白
目覚めた瞬間から続く 頭痛と倦怠感に溜息をつく
…これは完全なる体調不良や
ガチャ
🐰の母
白
白
🐰の母
🐰の母
白
🐰の母
白
ソファに座って母さんを待つ
座ってもなおクラクラとする
かなり重い風邪みたいや
🐰の母
白
体温計の電源を入れ、 脇に挟んで待つ
10秒ほど待つと音が鳴った
その音でさえ頭に響いて 思わず顔を顰めた
🐰の母
白
🐰の母
🐰の母
白
🐰の母
白
🐰の母
白
母さんは心配そうにしながら 電話を掛けに行った
体から力を抜き、 完全にソファに身を任せる
身体中が燃えるように暑い
🐰の母
白
🐰の母
🐰の母
白
🐰の母
🐰の母
白
🐰の母
白
バタン
僕は自室に戻る気力を無くし、 そのままソファに寝転がる
白
欠伸をしながら僕は目を閉じる
目を閉じて数秒後には 夢の世界に旅立っとった
あれって獅子尾先輩じゃない!?
本当だ!?
黒
ただ一年生のフロアに やってきただけで、
周りから驚きの声が 上がって目立ってまう
俺が生徒会メンバーやからって いくらなんでも騒がれすぎやろ…
内心不満を感じながら 目的の教室へと足を進める
黒
目的地の一年A組の中を 軽く見渡す
目立つ髪色のおかげで 談笑しているりうらとほとけを すぐに見つけることができた
黒
二人はすぐに俺に気付き こっちへ駆けてくる
赤
黒
水
黒
赤
赤
水
黒
一緒に帰りたかったけど、 二人とも予定があるみたいや
水
黒
赤
会長と副会長だけしか 介入できへん問題らしい
やから俺は久しぶりに一人で 帰ることになったんや
俺ないこ以外にクラスの友人はおらんし、 3人を頼ろうと思ったんや
あれ、そういえば…
黒
水
黒
黒
赤
初兎風邪引いとるんか…
あ、見舞いでも行こかな、、、?
黒
赤
黒
俺は二人と別れ、初兎の家に向かった
ピーンポーン
初兎の家は前に聞いて 知っとったから迷わずこれた
インターホンを鳴らすが なかなか応答がない
体調を崩しとるんやったら もしかしたら寝とるんかもしれん
一応看病に使いそうなものは 買ってきたんやけど、
本人の症状がわからへんから なんとも言えへん
ガチャ
白
ようやく開いたドアから出てきたんは フラついてみるからに 体調の悪そうな初兎やった
黒
白
黒
白
黒
咄嗟に受け止めた初兎は かなり熱く、高熱やとわかった
顔を真っ赤にしてしんどそうな 初兎に肩を貸しながら、 家に上がらせてもらう
白
黒
俺はそう言って初兎の頭を撫でる
初兎は嬉しそうに目を細めた
普段とのギャップで少しドキッとする
黒
白
黒
さっき初兎の腕に触れた時、 尋常じゃないほど熱かった
あれは体感やけど、 38度は超えとると思う
体温を測って自覚する方が 余計しんどいやろうから あえて体温は測らせんことにする
とりあえず買ってきたものたちを テーブルに並べていく
白
黒
白
黒
白
こんなに覇気のない初兎は初めて見る
いつもの明るくて元気な姿が 嘘みたいにぐったりしとる
それだけ体調が悪いってことやろう
黒
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黒
白
黒
白
買ってきたぶどう味のゼリーの 蓋を開け、キッチンから スプーンを拝借する
そして初兎に手渡した
ゆっくりではあるが食べれとる
俺はその様子を見守る
黒
白
黒
のんびりとゼリー咀嚼する初兎
年は一つしか変わらへんけど、 普段の初兎は年下感はない
やけど今の初兎はすごく幼く感じる
白
黒
白
黒
体調悪かったら 食欲がなくなるんも当然や
むしろ一個完食できただけでも十分や
ホンマは薬を飲んで ほしいところやけど、
流石に他人の家を漁るわけにも いかへんし諦めるとする
黒
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黒
白
黒
さっきは無意識に撫でとったけど 今回は頼まれてやから変な気分や
何故か撫でてる俺が 恥ずかしくなってきた
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そう言って初兎は俺の額に手を当てる
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さっきよりも元気そうな初兎に 心の中で安堵する
さっきまではしんどそうな表情 やったけど、今はやわらかい 笑みを浮かべとる
初兎の笑顔を見とると 不思議と自分も笑顔になる
ないこやまろとも違う 安心感がある
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白
黒
黒
白
初兎の顔が一段と赤くなる
あれ…俺いまやばいこと言うてもうた?
こんなん初兎だけ特別って 言うとるようなもんやん…
いや、実際そうなんやけど…
この気持ちを伝えられたら どれだけ楽やろうか
でも、俺にはできへん
男同士、先輩と後輩
たくさんの障壁がある
それに…
初兎が俺を好きなわけない
きっとこの気持ちは伝えてはいけない
もし伝えれば今の関係が 全て崩壊することになる
そんなの耐えられへん
やから俺はこの気持ちを墓場まで 持っていくつもりや
今の友人関係を崩したくないんや
りうらとないこは上手くいっても 俺と初兎が上手くいくとは限らへん
なんか俺らしくないな〜…
こんなに臆病になってもうた
こんなに誰かを好きになったのが 初めてやんや
そら臆病にやってなるもんや
黒
白
白
黒
黒
白
白
黒
俺はこうして初兎の家を 後にした
黒
初兎の家を出ると オレンジ色の空が広がっていた
それにしても…
俺が帰るって言った時の 初兎のあの表情…
寂しそうな目をしとった
風邪、やからやんな、?
まさか俺ともっと一緒に居たかったとか…
なんてそんなわけないか
そう思いながらおれは家路についた