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優里
鷹也
俺の家族は代々殺し屋組織のトップだった
男が子を作り、息子に組織を継ぐ
名は俺らの苗字、Kimura
そしてもちろん、俺も父の座を継がなければならない
だから子供の頃からずっと訓練を受けてきた
優里
父
優里
父
父
優里
優里
母
母
父
父
母
母
母
優里
苦しかった
どれだけ他の子供と差をつけても認めてくれなかった
そもそも俺は殺し屋になりたくなかった
でも親に愛されたかったから
何をされても、何を言われても耐えた
妹
俺には妹がいた
俺を唯一愛してくれる存在で、俺も誰よりも彼女を愛してた
優里
妹
優里
妹
優里
妹
優里
妹
組織の中で、女性はハッキングと治療を任せられていた
妹は優秀だっため、両方の訓練をしていた
親が認めてあげた時はなかったが
優里
妹
妹
優里
妹がいた
そう、過去形
もう彼女はどこにもいないから
任務中だった
ドッカーン
優里
妹がいた建物が爆発した
優里
妹
優里
妹
妹
優里
優里
妹
妹
優里
妹
妹
妹
優里
優里
あの日から俺は覚醒した
親が認めてくれるくらい強くなった
今は日本にある組織を任せられ、親はアメリカの方に移動した
そして感情を殺してきた
誰も愛してはいけない
親に言われたこの言葉をその時初めて理解した
愛せば愛すほど、人間は弱くなる
だから独りで生きる
そう決めたはずだった
映画でしか見たことがない人生
それがこんな身近な存在から聞くことになるとは思わなかった
鷹也
優里
鷹也
鷹也
優里
鷹也
優里
優里
優里
優里
鷹也
鷹也
鷹也
鷹也
鷹也
優里
鷹也
優里
鷹也
優里
優里
鷹也
優里
優里
鷹也
コメント
5件
ンナ!?((゚д゚)マジカってくらいに過去が重すぎてびっくりだな。凄いわ。やっぱりこれはYuinaにしか書けない小説だと思う。海月さんも言ってるけど、リナもこれめっちゃ好き🩷
小説書いてたらしゅぱって通知来たから見たら!! ぐわっ!!ってなった!! しゅぱ!ぐわっ!って! 続きが気になるって言うか!! こう、じりって!!来た!! 分かんないけど好き!!だよ!!