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恐らくスェンシィティヴ判定は受けないと思います(絶対的な自信) そこら辺の描写は伏せたので私の勝ちです
何故私は彼らを作り出したのだろう
何故私は感情のある機械を作り出したのだろう
何故私は彼らに従ったのだろう
何故私は人を間接的に殺めたのだろう
彼らに罪は無いというのに
頭がぐるぐる、ぐるぐると廻り続け5日は眠れていない
頭が痛い
椅子を蹴った
縄で首の皮膚が擦れる
首がぎゅっと圧迫感により押し潰されるようなきがする
段々と息苦しくなり、ようやく眠くなってきた
あぁ、私の命で償いは出来たのだろうか
「移植は成功した様子です」
「記憶は凍結していますので、余程の事がない限り思い出すことはないでしょう」
「…見慣れない顔になっちまったな、いつもの事だけど。」
「おいマスター、聞こえてるか?」
“マスター”
隠し切れない動揺が声に滲む。 私は誰で、ここは何処なのだろうか。
???
人間に限りなく似ている“それ”は唇を噛むような動作をして、 私が寝ている医療用ベットの脇に座る。
???
エーデルシュタイン
“マスター”
エーデルシュタインはこのくらい覚えてて欲しいもんだな、と愚痴ともとれる言葉(というか愚痴)を零し、改めて私に向き合った。
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
“マスター”
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
“マスター”
彼(声的に男性なので)は私の手首を引っ張り無理矢理立たせると、もう一度目を合わせることも無く背を向け、カーテンを開けた。
廊下は薄暗く、前から差す光が眩しい。
静寂に包まれた廊下、彼に手を引かれたまま私は歩き続ける。
時々白衣を着た人がすれ違うが、 一瞬だけ私の方に奇怪な目を向けるだけで、干渉はしてこない。
“マスター”
“マスター”
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
“マスター”
エーデルシュタイン
エーデルシュタイン
鋼鉄の無機質な扉が、私の目に入る。