# 4 .
注意書き等1話推奨
薄暗くなりかけた夕方。 校内がしんと静まり、部活の掛け声だけが遠くから聞こえてくる時間。
保健室はカーテンが半分閉まっていて、 ベッドの上の桃は眠ったり、軽く目を開けて閉じたりの半分ぼんやりした状態。
赤はそのすぐそばで保健室の机に座りながら、 カルテのようなメモを整理していた。
そんな静かな空気の中、 コツ、コツ、と職員用の廊下側から足音が近づいてくる。
莉犬が顔を上げた瞬間——
がらがら
N .
最初に扉を開けたのは紫だった。 その後ろには橙・青・黄の3人が続いている。
R .
莉犬が少し呆れたように笑うと、 ななもり。は肩をすくめた。
N .
N .
J .
橙が保健室の中を見回しながら言う。
ころんは腕を組んで
C .
C .
と眉を寄せる
黄はカーテンの向こう、 ベッドの方にそっと視線を送ってから静かに口を開いた。
R .
R .
J .
R .
C .
N .
赤は小さく笑いながら、 4人のやり取りを聞き流しつつ、ベッドに視線を移した。
するとちょうどそのタイミングで、 桃がゆっくり目を開ける。
S .
J .
C .
R .
N .
N .
桃はぼんやりした目で4人を見つめ、 かすかに眉を寄せて口を開く。
S .
莉犬が肩をすくめ、近くで優しく答えた。
R .
R .
言われた途端、 桃は少し照れくさそうに視線をそらす。
N .
N .
J .
C .
R .
S .
莉犬はふっと柔らかく笑った。
R .
R .
保健室の夕焼け色の空気の中、 6人だけの静かでぬくもりのある時間が流れる。
その空気に桃はようやく力を抜き、 まぶたを閉じた。
N .
R .
R .
J .
C .
4人がそっと保健室を後にし、 扉が静かに閉まる。
赤はベッドのそばで小さくつぶやいた。
R .
R .
桃は眠ったまま、 ほんの少しだけ口角を上げたように見えた。
R .
言葉は叱るようで、声はとても優しい。
桃は眠ったままだが呼吸は安定していて、顔色もさっきよりずっと柔らかく見えた。
赤は目を閉じた彼の髪をそっと撫でるわけでもなく、 ただ、そこに“いる”という距離感で見守る。
R .
R .
小さく息をつく。
R .
R .
ベッドの上の桃は眠りの中でゆっくりと肩を動かし、 ほんの少しだけリラックスしたように見えた。
赤はその変化に気づいて、声を落とす。
R .
R .
そのとき、保健室の外から コツ、コツ と小さな足音が聞こえた。
赤が扉を見ると——
ひょこっと顔を出したのは紫だった。 さっき帰ったはずなのに。
R .
N .
N .
莉犬は呆れながらも笑った。
R .
N .
紫は眠る桃の顔を見て、 ほっとしたように息をつき、 小声で呟く。
N .
そのまま手を振るようにして廊下へ戻っていく。
莉犬は小さく笑いながら独りごとのように言った。
R .
桃のまぶたは閉じたままだけど、 夕方の光の中で、その表情はどこか安心しているように見える。
赤はそっと立ち上がり、カーテンを少しだけ閉めなおした。
R .
R .
そう言って保健室の明かりを少し落とし、 静けさだけが残る。
3話タップ数多かったのにいきなり100近く減っててやばい
すいません
ちゃっぴー早く3話終わらせたかったみたいです
いや嘘かも
私だいぶカットしました
誤字脱字チェックこんかいもしてません
何かあれば教えていただけると助かります🙇🏻♀️💖
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡80
コメント
1件
初コメ 失礼 します ꒰ ᐡᴗ͈ ·̫ ᴗ͈ ꒱♡ 主様 の 作品 や 書き方 超 好きです 🥹 次 も 楽しみに してます ➰🎶