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# 4 .

注意書き等1話推奨

薄暗くなりかけた夕方。 校内がしんと静まり、部活の掛け声だけが遠くから聞こえてくる時間。

保健室はカーテンが半分閉まっていて、 ベッドの上の桃は眠ったり、軽く目を開けて閉じたりの半分ぼんやりした状態。

赤はそのすぐそばで保健室の机に座りながら、 カルテのようなメモを整理していた。

そんな静かな空気の中、 コツ、コツ、と職員用の廊下側から足音が近づいてくる。

莉犬が顔を上げた瞬間——

がらがら

N . 

よかった、まだ起きてた?

最初に扉を開けたのは紫だった。 その後ろには橙・青・黄の3人が続いている。

R . 

……なんで4人そろって来てんの?

莉犬が少し呆れたように笑うと、 ななもり。は肩をすくめた。

N . 

そりゃあ、うちのクラスの生徒が保健室行きなんだから来るでしょ。

N . 

というか俺は担任なんだけど?

J . 

いやいや、俺は体育で明らかに様子おかしいの見てたからなぁ〜

橙が保健室の中を見回しながら言う。

ころんは腕を組んで

C . 

あのさ、僕の授業でもめちゃくちゃ静かだったんだけど。

C . 

あれ絶対いつもじゃないよね?

と眉を寄せる

黄はカーテンの向こう、 ベッドの方にそっと視線を送ってから静かに口を開いた。

R . 

……呼吸、さっきより少し落ち着いてるみたいですね。

R . 

お昼よりは楽になってるんじゃないでしょうか。

J . 

お、さすが音楽教師。呼吸見るの得意やな

R . 

橙くんも体育で体調変化に気づくの早いでしょう?

C . 

先生同士の褒め合いやめろよ、気持ちわる……

N . 

はいそこ、無駄口。さとみ起きちゃうでしょ

赤は小さく笑いながら、 4人のやり取りを聞き流しつつ、ベッドに視線を移した。

するとちょうどそのタイミングで、 桃がゆっくり目を開ける。

S .

……ん……?

J . 

お、起きた?

C . 

気分どう?

R . 

無理して返事しなくていいからね

N . 

起きてても横になってていいよ。

N . 

先生たち、ちょっとだけ来ただけだから

桃はぼんやりした目で4人を見つめ、 かすかに眉を寄せて口を開く。

S .

……なんで……そんなに来てんの……

莉犬が肩をすくめ、近くで優しく答えた。

R . 

そりゃあ…心配だからに決まってるでしょ。

R . 

今日の桃君、ずっと変だったんだから

言われた途端、 桃は少し照れくさそうに視線をそらす。

N . 

無理してるの、バレバレだったよ?

N . 

朝のHRのときから目の下真っ白だし

J . 

体育のときもフラついてたしなぁ

C . 

理科でプリント配るとき、手震えてたし

R . 

音楽でも声が全然出てませんでしたよ

S .

……みんな見てんじゃん……

莉犬はふっと柔らかく笑った。

R . 

見てるよ。

R . 

桃君のこと、全員でちゃんと心配してるからね

保健室の夕焼け色の空気の中、 6人だけの静かでぬくもりのある時間が流れる。

その空気に桃はようやく力を抜き、 まぶたを閉じた。

N . 

……寝たか。じゃあ今日はこのまま休ませよ

R . 

帰りはどうします?もう家まで送りますか?

R . 

起きたときにまた話すよ。まだ少し寝かせたい

J . 

ほな邪魔せんように出よっか

C . 

また様子見に来るー

4人がそっと保健室を後にし、 扉が静かに閉まる。

赤はベッドのそばで小さくつぶやいた。

R . 

……ほんと、無理ばっかりするんだから。

R . 

でも、こうして支えてくれる人がいるのは…いいね、

桃は眠ったまま、 ほんの少しだけ口角を上げたように見えた。

R . 

……本当に、無理すんなって言ってるのに

言葉は叱るようで、声はとても優しい。

桃は眠ったままだが呼吸は安定していて、顔色もさっきよりずっと柔らかく見えた。

赤は目を閉じた彼の髪をそっと撫でるわけでもなく、 ただ、そこに“いる”という距離感で見守る。

R . 

今日、先生たちがあんなに来たの…

R . 

あれ、ただの過保護とかじゃないからね

小さく息をつく。

R . 

君が頑張りすぎるのをみんな分かってるから。

R . 

だから放っとけないだけなんだよ

ベッドの上の桃は眠りの中でゆっくりと肩を動かし、 ほんの少しだけリラックスしたように見えた。

赤はその変化に気づいて、声を落とす。

R . 

……明日は少し休もうか。

R . 

桃君が嫌がっても、俺はそう言うからね

そのとき、保健室の外から コツ、コツ と小さな足音が聞こえた。

赤が扉を見ると——

ひょこっと顔を出したのは紫だった。 さっき帰ったはずなのに。

R . 

……あれ、帰ったんじゃないの?

N . 

いや、一応ね。

N . 

帰る前にもう一回だけ顔見ようと思って

莉犬は呆れながらも笑った。

R . 

ほんと、心配性の担任

N . 

言い返さないよ。だって心配なんだもん

紫は眠る桃の顔を見て、 ほっとしたように息をつき、 小声で呟く。

N . 

……よかった。今日はゆっくり寝といてよね。

そのまま手を振るようにして廊下へ戻っていく。

莉犬は小さく笑いながら独りごとのように言った。

R . 

ほんと、愛されてるね。
桃君が思ってる以上に

桃のまぶたは閉じたままだけど、 夕方の光の中で、その表情はどこか安心しているように見える。

赤はそっと立ち上がり、カーテンを少しだけ閉めなおした。

R . 

……続きは、明日の朝話そうね。

R . 

起きたらちゃんと水飲ませるから

そう言って保健室の明かりを少し落とし、 静けさだけが残る。

3話タップ数多かったのにいきなり100近く減っててやばい

すいません

ちゃっぴー早く3話終わらせたかったみたいです

いや嘘かも

私だいぶカットしました

誤字脱字チェックこんかいもしてません

何かあれば教えていただけると助かります🙇🏻‍♀️‪‪💖

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡80

君は やっぱり 無理を する

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