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俺達家族はいつものように一家団欒ではなく喋ることさえなくお茶を飲んでいた

圭一(ケイイチ)

なぁ……

俺は口を開いて母さんと親父に問いかけた

圭一(ケイイチ)

兄貴は……大丈夫なのか?

そういえば……そうだな!雄太郎は大丈夫なのか!?

そうだわね……なにか犯罪に巻き込まれていないかしら!?

俺達が電話しようとした時だったー

兄 雄太郎

不在着信

不在着信

圭一(ケイイチ)

!!!!!!

圭一(ケイイチ)

兄貴!大丈夫なのか!?

兄 雄太郎

んん……あぁ大丈夫だ…ちょっと殴られただけだからな……

兄貴は痛々しい声を張り上げて言った

兄 雄太郎

兄 雄太郎

すまんがそっちにお邪魔してもいいか?
頼む!1生で1度のお願いだから!

いいわ!早く来なさい!

突然の兄貴からの頼みに母は声を張り上げてOKを出した

雄太郎!今どこに居るんだ?

兄 雄太郎

●▲●■交番の手前に今車停めてる

警察には言ったのか!?

父さん……

はっ!そうだったな……警察に言っても別に何も起こらないのか……

兄 雄太郎

まず、交番自体が開いてない……

そうなのね!それじゃあ早くこっちに来なさい!

兄 雄太郎

OK!今車で走ったら10分程度だから車走らせていくよ!

圭一(ケイイチ)

頑張れよ!?

気づけばまるで騎馬戦に参加する兄貴と一体化してた

圭一(ケイイチ)

はぁ……兄貴大丈夫かなぁ……ってまたヤヒーから来た……

圭一(ケイイチ)

……うそ……だ……ろ?

ピコンっという音とともに母と父の泣きじゃくる声が聞こえた

しばらくは自室にことることしかできなかった

圭一(ケイイチ)

まさ……か……

まさかあんなに元気だった兄貴が刃物を持った男性に襲われたとは……

圭一(ケイイチ)

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