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遅くなっちゃった
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はよ帰らんと...
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キミも一緒に行こうよ
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...ダメだよ
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まろが怒られちゃう
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大丈夫やって!言い返したるから!!
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...ありがとう
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でも大丈夫だから
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...?そっか
名前は知らない
神社の近くで1人で遊んでいると、知らない子供に声をかけられた
見た目は俺と同じぐらいで、ピンク色の目をした少年だった
家でそのことを話すと、
あの子とは関わってはいけない
貴方まで危険にさらされてしまう
それから知った
あの子は忌み子なのだと
そして、呪われた子なのだと、
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...ね、ぁ...
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...
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ねぇ!
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びっくりしたぁ
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昨日ぶりだね。
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あのさ...なんで...
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昨日、親御さんに何か言われた?
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うん、キミが、忌み子だって、呪われた子だって...
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...うん。親御さんに言われた通りに俺と関わらない方がいいよ
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いやだ
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え?
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だって、キミは悪くないじゃん...
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...!
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そっかぁ
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ねぇっ、あっち行こ!!見せたいものがあるんや
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わぁっ、ちょっと...
手を掴み、森の奥へと進んで行く、
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ねぇ!どこ行くの!
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まだ秘密〜
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...ふはっ、はははっ、あ〜楽し、こんな気持ち久しぶりだなぁ
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はぁっはぁっ
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戻ってきた〜!!
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つっかれた〜!!!
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もっ、はぁっ...もう、まろが迷子になったせいじゃん...
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えへへ
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もうその声に騙されないからねっ!!
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許してよないこた〜ん!!
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まぁいいけどね!
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...はぁ、俺の名前を自分から教えたのも、まろが初めてだよ
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?よくわかんないけどやった〜
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ないこたんはずっとここにいるの...?
階段に2人で座り、持ってきた、ジュースの缶を開ける
ゴクリと1口飲んだ後、ないこにジュースを見せ、「いる?」と聞くと、俺の持っているジュースに興味津々なのか、「いる!!」と元気な声で返される
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なにこれ
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コーラ
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こぉら?
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まぁ味
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フゥン?
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なんか口の中が...!!
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ははッ
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でも美味しい...
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良かった
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...
村人
あっ、居たぞ〜!!
村人
子供も一緒にいる...
村人
君、離れていなさい
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えっ、ちょっと...
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じゃあね
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ないこ...!!
ないこに手を伸ばすが、それは届かず
ないこは村人に囚われてしまった
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だから、行ったのになぁ...